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ロマンの木曜日
 
さきイカでイカを編めるか

さきイカは乾燥すると切れる、崩れる

今まで立体のイカを編もうと格闘してきたが、なんとなく「無理だ」ということに26時間目辺りで気付いた。

1ページ目にも「シュシュ程度の大きさから全然進まない」と書いたが、どうやらそのぐらいの大きさ以上のものは無理らしい。


本当はもっとあったが、失敗してムシャクシャした勢いで食べたりしたので、あんま残ってない

さきイカは乾くと編みにくくなり、崩れ易くなる。「引っ張ることで切れる」というより「崩れる」。
編んである箇所が一箇所でも切れると、釣られるようにボロボロとその周辺も解けて崩れ落ちるのだ。

水分が不足するともろくなるので、時間が経過するに従って、編んだイカ自体がもろくなるのだと思う。

そういえば「イカの乾燥が加速したことで加湿器の水が切れたのに気づいた」ということが一度あって驚いたが、そのくらい分かり易く違う。元々乾き物と呼ばれている筈なのに。

 

小さい平面のイカっぽい形のもの完成

立体のイカを編もうとすると表面積が大きいので、平面のイカを作るという方針に変えよう。という訳で、平面の小さめのイカを編んだ。

あまりに崩れるので、「何かの形に見えるもの」が出来ただけでもすごく達成感がある。これだけでもかなりの集中力が必要だった。

やったーーできたできた!イカに戻してやれた!ということにする!


28時間かけて分かったのは「さきイカで編めるイカはこれが限界」ということ

 

『さきイカを編む』 まとめ

とにかく「ひたすら編んでるのに全く進まない」という気の遠くなるような作業だった。

ネット上のどこを検索してもおそらく載ってないであろう「イカを編む時の留意点」を箇条書きにしてみる。

  • 力を入れすぎない
  • 緩く編みすぎない

特に気をつけなければならないのはこの2点だ。

そして、

  • イライラしない
  • 焦らない

精神的にはこの2点。
予想外に集中力と忍耐力が要される作業だ。
精神を鍛錬したい人にはお薦めしたいが、私はもう二度とやらないと思う。

予定外の耐久企画

耐久イカ編みなんてする気も特になかったが、気が付いたらイカとの闘いが止まらなくなっていた。なんだかよくわからないが、達成感はある。

まだイカの香りでちょっとウッ・・・となるが(単に臭いという意味ではなく、編んでる最中の記憶がフラッシュバックするような感覚で)
まだちょっと編んでないイカが余ってるので、「普通にイカを味わって食べる」という本来の楽しみ方を思い出す、というリハビリのために使おうと思う。

筋肉痛。脇の付け根がいちばん痛い・・・・

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