徐々に要領と留意点は分かってきた。
- 力を入れ過ぎるとイカが切れる。(←これは言うまでもないが)
- 緩く編みすぎるとイカが解けてきてしまう。
- きつく編みすぎると、次に編もうとする時に鍵針(編む用の棒)が通すときにイカが切れる。
したがって、緩く編みながら、既に編んだ箇所を補強しつつ編む必要があるのだ。
「編む」以外の手段を考え始める
そして開始から16時間が経過した朝6時。
当初こんな耐久戦みたいなことをするつもりはなかったのに、気が付いたらぶっ通しで編んでいた。
昨年末の企画会議で「糸状のものならなんでも編めますよ」「さきイカを使ってイカも編めると思います」と単なる思い付きで軽々しく言ってる自分の後頭部をスパーーーーーンとスリッパかなにかで叩きに行きたい気分だ・・・。
流石に眠くなってきた。ちょっとウトウトしては、ハッ・・・・と目が覚めるような状態だ。
とりあえずちょっと仮眠を取ろう・・・・と思いつつ、
「『編む』という方法以外にさきイカをイカに戻してやる方法はないものか・・・・」とボーーーっとした頭で考えていたところ、ある案が思い付いた。
「なんていい考えだ・・・・」
「編まなくてもイカに出来る!」
「編みが無理ならこれしかない!」
「起きたらすぐにやろう・・・」
そう思いつつ眠りに落ちた。 |