5分で何ができるのか
まず写真をご覧頂きたい。左が初期状態で、右がその数分後である。どのような変化が起きたか予想がつくだろうか。
よくある「スキマ時間で〜しよう」といったライフハックでは「目標を見直す」とかあるが、全然そういうのではない。
説明すると、アフターの僕のほうが気持ちが少しすっきりしている。一体どういう変化だろうか。
もったいぶっても仕方がないので正解をいうと、脛毛を剃ってみた。
だが、経験がないのでかなり苦戦した。そのせいで15分かけても、右足の膝から下の毛しか駆除することが出来なかった。
5分は越えてしまったものの、僕の右スネには大きな変化が訪れた。読者はおろか、神ですら予想しなかった展開ではないのだろうか。
予定調和が閉塞感を生むのだ。これでいいはずだ。
5分で命を感じる
脛毛を剃るのは5分という時間制限を越えてしまったので、もう少し時間的にコンパクトな方法を試してみたい。
ちなみにさっきから現れている上記の時計は、「5分間の世界」を強調するための静止画である。
毎回同じ時刻を示しているが壊れた時計とかでは決してない。
さっそく呼吸をするのをやめてみる。
普段何も考えずに息を吸ったり吐いたりしているが、たまにはやめてみるのもいいかもしれない。
酸素を自由に吸えると思ったら大間違いだと、身を持って体験してみよう。
どうがんばっても2分が限界だ。
苦しさに耐えることはできる気はするものの、止めた呼吸を再スタートするための意識を残せない。5分やったら本当に違う世界にいってしまう可能性がある。
今気づいたのだが、水嶋ヒロさん作の「KAGEROU」にもこういうシーンがあったのを思い出す。命、だいじ!
すぐそこに違う世界があることを感じるには手軽な方法だが、みなさんはやらないほうがいいと思う。苦しいので。