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はっけんの水曜日
 
手近なお店で海外旅行、そしてIKEAはすごすぎた

ナンデムンって読むんだと思います。

新宿と大久保の間には韓国があった

新宿駅の東口を出て、アルタ前を通り西武新宿線の駅に向かい、そのまま真っ直ぐ進むと職安通りという道路にぶつかる。そこから先、大久保までがコリアンタウンだ。なんとなく「コリアンタウン=大久保」と思っていたのだけど、実は結構新宿から近かった。

早速、職安通り沿いの南大門市場というお店に入った。店って言うか市場って名前だけど。そこは多くの人で賑わっていた。ってことは良いとこに違いあるまい。

店内はいきなり焼き肉っぽいような、ニンニクっぽいような、なんだか韓国っぽいにおいが漂っていた。


すごい種類のマッコリ。瓶が大きすぎて買えず。
大きな唐辛子やニンニクも売ってた。

日本ラーメンって生麺が売られてた。きねうち生麺だそうな。

入ってすぐ、左側には大量のマッコリ。右側には唐辛子やニンニクなど、韓国っぽい野菜が売られていた。お酒と野菜が通路の反対側にあるっていう並びがなんだか新鮮だ。日本のスーパーでは見られない。

麺のコーナーは主に冷麺。そして、日本ラーメンという生麺が売られていた。日本ラーメンという名前もすごいが、書体がちょっと変で、「大」に「+」って書き足したような「本」が独特で面白い。「日大+ラーメン」とも読める。

でもって更におもしろい事に、生麺コーナーのすぐ隣が化粧品コーナーなのだ。おそらく冷蔵が必要な化粧品だから冷蔵ケースに入れただけの話なのだろうが、食品売り場でいきなり化粧品が出てくる唐突さが面白い。更に隣はキムチが置いてあった。

この一緒くた加減は日本にはない文化だと思う。


これ、1枚の写真なんですよ。いきなり化粧品が並ぶ唐突さが異文化。

みっちりと各種キムチ。

流石にキムチはたくさん売られている

流石韓国だけあって、キムチの量が半端ない。白菜のキムチは当然のことながら、オイキムチ、カクテキ、ニンニク、さきいか、ニラのキムチやチャンジャ(たらの内臓の塩から)などが冷蔵ケースにみっしり並べられている。

ナショナル麻生ではワインやチーズがみっしりあったが、ここではマッコリとキムチがみっしりある。それらが大変な韓国っぽさを発していた。酒と発酵食品の違いが海外っぽさを醸すのだろうか。日本なら日本酒と納豆か。


白菜のキムチとオイキムチ、チャンジャを買ったよ。

なんか見慣れたようなパッケージで見慣れないハングルってのが海外っぽくて楽しい。

お菓子やインスタント麺が海外っぽさを演出

お菓子コーナーでは、カルビーのカッパえびせんそっくりの商品が売られていた。これが噂のセウカンか。カッパえびせんのコピー商品だそうだ。製造は辛ラーメンでお馴染みの農心。

それから、インスタント麺コーナーには、「生生ウードン」という商品があった。どうやら生麺のうどんらしい。韓国でもうどんの事はうどんと言うのだろうか。でも、スパゲティっぽいものは「チャパゲティ」って名前で売られていた。調べてみると、スパゲティっぽい要素を組み込んだインスタントのジャジャン麺だそうな。

もう、なにがなんだか判らないが、このモヤモヤを海外っぽさとして味わってこその海外旅行気分なのである(一度しか行ったこと無いやつが偉そうに書く言葉ではない気もする)。


生ウードンって食べ物があるのだろうか。それの生タイプという意味か?
スパゲティ風ジャジャン麺というハイコンテキストな商品。

ここでも買い物して荷物の重さはマックスに。

いくつか買ってきた

ナショナル麻布で買い物をして十分重かったのだけど、ここでも買い物をした。お菓子2つとキムチ、チャンジャ、サンチュ味噌、チャパゲティ。これらで合計2300円くらいか。キムチって結構高い。


辛いのを想像して食べたらすごく甘くて驚いた。
いまいち海老の味と香りが薄い気がする。でも面白いからいいや。

チャンジャは流石に美味かった。コリコリ辛くて旨味たっぷり。

 家に帰ってトッポッキスナックを食べてみたら、ホット&スパイシーフレーバーって書いてあったのに味としてはかなり甘めで、でも遠くに辛みがあるというすごく不思議な味だった。カッパえびせんもどきは妙な味で、僕はカルビーの方が良いなって思った。

ああ、ここでもまたなんだかモヤモヤだ。でも食べたことがない物を買って食べるのは楽しいし、モヤモヤを味わうのも面白い。異文化楽しい。


大久保を一回り、コリアンタウンも色々見たが割愛して上野に移動した。上野といえばアメ横だが、その地下にまたアジアなお店があると聞いていたのだ。


アメ横に来ました。すっかり夜です。

地下食品街はアジアだった

上野の地下に外国があったのだ。上野駅を出てアメ横に入り、しばらく進んだ分岐のちょい先の路地に「地下食品街」の入り口があった。

地下って書かれるとイリーガルな感じがして良い。地下賭博とか、地下プロレスとか。いや、地下食品街はもちろん合法な物しか売ってませんが。

階段を下りると、そこにはまたもや見慣れない食材が並んだお店があった。

地下食品街って名前が良い。
巨大な豚骨が山積み。これでスープ作ってとんこつラーメン食べたい。

アジアだ、どう見てもアジアだ。

やはり見慣れないビールなど飲料品。ここで色々買って海外旅行に行ったふり出来ますよ。
タイのインスタントラーメン。タイフェスで見たことがある気がする。安い。

トン足ちゃんて。しかも90円!買えば良かった。でも荷物が重くてね。
こちらはトリ足ちゃん。海外では足が売られている法則。

色んな内臓とか足とか。荷物が重くて買い物はしなかったけど、今度また行こう。

ナンプラーやらスイートチリソースやらアジアの調味料が盛りだくさん。 タイカレーペーストは450円。あれ、タイフェスで買わなくてもいいんじゃね?

1日目の旅行気分はここまで。欧米と韓国、アジアを巡った。色々買い物をして、それなりにモヤモヤしつつも楽しかった。見慣れない商品を見るのも楽しいし、買って食べるのも楽しい。

次のページでは日を改めて、南船橋にある外国へ行ってきました。そこは想像以上にすごいところだったよ。


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