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土曜ワイド工場
 
「エスカレーター載動画」を撮ろう

横浜ランドマークプラザ

ページは変わったが、やることは同じである。ひたすら人波のとぎれる瞬間を待ち、そっとカメラをステップに乗せる。

今回いちばん苦労したのは、横浜ランドマークプラザにある、スパイラルエスカレーター。少し前まで、みなとみらい線の駅があるクイーンズスクエアとは反対側に位置するこのエスカレーターは、ほどほどに空いていて絶好の穴場であったのだが、乗り口の真横にとある人気ショップができたことによって状況が一変した。


よりによってセールの時期にきてしまった。

●エスカレーター載動画撮影メソッドその7:
 セール時期のH&M前はできれば避けること

しかしこのあと、奇跡の瞬間は到来したのです!

今回、「エスカレーターに乗って、移りゆく景色をうっとり眺めること」の楽しさを皆さんにお伝えするにあたって、ここだけは絶対にはずせないと思っていた。うれしい。

 

みなとみらい線 元町・中華街駅

みなとみらいにやってきたら、もうひとつ外せないのが、ここ、元町・中華街駅。
この駅は、伊藤豊雄という有名な建築家がデザインしている。建築好きなひとたちは大抵ここのエスカレーターがいいよ、とオススメしてくれるので、ナナメ25度くらいに斜にかまえて乗りに行ったところ、とても楽しいエスカレーターの使い方をしていて、実に恐れ入ったものだ。


素敵なエスカレーターの左右対称づかい。

トンネルからスタートして一気に視界が開け、電車が入ってきたのを見下ろせる、素敵な視覚体験が待っているぞ。

先ほども書いたが、駅のエスカレーターは難易度が高い。あんまり集中していると確実に迷惑になるのでそこは無理せずそこそこに切り上げるのが鉄則だ。ただ、駅に電車が着いて、最後のひとが上り終った後の、ホームからの上りで撮れば、次の電車が来るまで、けっこう人っていなくなるものである。


●エスカレーター載動画撮影メソッドその8:
 地下鉄駅はホームからの上りを狙え

 

有楽町マリオン

さいごに、いつ行ってもけっこうな確率で人がまばらな、エスカレーターの桃源郷のような場所をご紹介して終わりにしよう。
ここ、有楽町マリオンのエスカレーターは、ほんとにすごいのだ。ケータイのカメラの画角がまだ、ほんの数センチ四方だった時代から、私のケータイの待ち受け画像はこれだった。


ご利益ありそうな気がするだろう、このゴージャス具合。キンキラ具合。

動画にしてみたらもう、まるで万華鏡の中に迷い込んだよう、みたいなことすら言ってしまいそうになるくらい、まばゆいばかりなのである。

●エスカレーター載動画撮影メソッドその9:
 自分だけの、お気に入りの場所を見つける。

なんだか最後はロハス的CMのキャッチコピーみたいなまとめになった。

すごく楽しい…!

というわけで、年も明けてそこそこに、都内各地のエスカレーターに乗りまくってきたのだが、いつも楽しんでいるところばかりなのに、カメラと一緒に乗っているわくわく感と、完成の動画を期待するどきどき感でそれに輪をかけてすごく楽しかった。そして帰ってきて動画をうっとり見ているだけで、まず自分がものすごく楽しい。「乗っているときの視点の楽しさ」を追究したつもりが、自分自身まだ見たことがない視点でものが撮れるので、また新しい趣味を見つけてしまったような気分である。
おそらく次の連休あたり、私は大阪に行っているだろう。待っていろよ、梅田スカイビル。

個人的にはこの、ステップがすいこまれる手前のところがまた、たまんないのです。

■エスカレーター載動画チャンネル
https://www.youtube.com/user/tmiha38

じつは今回紹介したもの以外にもまだまだいろんなエスカレーターで撮りました。
そして今後もどしどし追加していく予定なので、よければぜひこちらでご覧ください。
エンドレスでエスカレーターに乗り続けられる、夢の動画チャンネルです。


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