ところで、この地引網では毎回そうなのだが、集まっていただいた参加者のうち、だいたい半分くらいがリピーター。普通は人生で一回やるかやらないかのイベントなのに。
残り半分は初めて参加の方で、友人の友人など初対面の方も多いが、集まってくるのは地引網にくるような趣味嗜好の人。なので、この地引網が縁で友人になる人もいる。
この前、前に参加した方から、「地引網で出会った人と結婚しました」という連絡がねんりん家のバームクーヘンとともにやってきて驚いた。二人にとっての「初めての共同作業」はケーキ入刀ではなくて地引網だった訳だ。たぶん結婚式で誰かがそういうスピーチをしたんだろうな。
魚介類万歳
地引網というメインアトラクションが終わったら、あとは獲れた魚を料理して食べたり、海で遊んだりする自由時間。自己紹介タイムとか、主催者からの挨拶とかは一切ない。あるのは記念写真だけ。
採れたての魚はとびきりおいしいイメージがあるけれど、そこはアウトドア料理。魚が新鮮すぎて捌きにくかったり、なんにでも砂が入っていたり、刺身がぬるかったり、焼き魚が真っ黒だったりするけれど、ゆるい雰囲気が最大の調味料となって、結果的には、やっぱりとびきりおいしい食事となる。 |