これは地獄ではない
最初に原稿用紙1枚分の文字を消してみたら、左の画像くらい消しゴムが減った(全然減ってない)。
予想はしていたけれど、実際やってみると、すごく時間がかかりそうな実験だ。
しかも自分で書いたものを、書いたそばから消してゆくという作業が、地獄っぽい(実際、編集部に地獄っぽいですねと言われた)。
世界には「囚人に穴を掘らせて、その穴を埋めさせる」という作業を延々やらせる刑があるらしい。いや、それは刑じゃなくて拷問だったかもしれない。
この実験は、一見するとその作業に似ている。
しかし僕には、この作業を地獄にしない秘策があるのだ。
地獄回避1・学校の勉強をやっています
僕は専門学校生で、1週間後には後期の中間テストを控えている。内容は、教科書の指定範囲に基づくペーパーテスト。テキストを書き写すだけでも(書くそばから消してゆくにしても)、自分の頭には残るはずだ。
書くこと自体に意味があるので、消しゴムで消しても全然地獄にならない(とこの時は思っていました)。
地獄回避2・編集部のデスクを借りています
今回の調査では「自分の家で撮影すると、写真が狭苦しくなってしまいそうなので」とかなんとか言って、ニフティ・デイリーポータルZ編集部の空き机を借りることにした。
程よい仕事の緊張感の中で、自分の作業(と専門学校のテスト勉強が)進む、進む!自宅ではこうはいかない。
どうだ。地獄のような企画でも、ここまで自分のやり易いように持って行ける。これが創意工夫というものだ!(とこの時は思っていました)