さざれ石とは本来は小さな石粒を指す言葉だそうだけど、石粒が集まって岩になった状態も指すという。そう、さざれ石とは鉱物の名前でもあったのだ。君が代の中では細かい石粒(国民)が一致団結して国を作るという象徴的な意味で詠われている。
石灰岩が雨で溶けてその成分が空気と反応して周囲の小石を寄せ集めながら固まった物をさざれ石という。鍾乳石が出来る過程で、そこに小石の層があったらさざれ石になるって感じだろうか。もちろん鍾乳石同様、長い年月を掛けて作られる。
見た目的には砂利を混ぜたコンクリの塊そのものだけど、細かく見ると少し有機的というか生物的な癒着を感じさせるくっつき方をしている。
微妙に苔も生えていて、まさに君が代で詠われている通りのさざれ石だった。 |