「揚げ」や「焼き」はあるが「炒め」は見たことが無い
続いてお菓子を生姜炒めにしてみます。まずはこちら。
胡麻大福を生姜炒めにします。チョコやアイスは加熱すると溶けてしまうので、炒められるお菓子は限られてきます。スナック菓子類も炒められますが、ソースや醤油や塩味の物がほとんどなので、あまり変化がないでしょう。結果餡子物となりました。
揚げ饅頭や焼き饅頭なんてのがあるから、生姜炒めでもなんとかなりそうです。そして炒めたものがこちら。
餅がとけてフライパンに貼りつくことを懸念して、少し大目の油で炒めてみたところ、問題なく炒めることが出来ました。胡麻もガードになっていたようです。タレも上手く絡み、見た目は美味しそうに見えます。
胡麻大福生姜炒めは予想していたよりかなり旨かったです。甘辛の団子を食べている感じになります。果物的な甘さと違って餡子の甘さは醤油との相性がいい。これなら普通に売られていても買いたくなるレベルです。むしろ、通常よりこちらを選んで買う人もいると思います。
妻からは「これ美味しい。でも、ちょっと油が強いから沢山は食べられない」との評価。確かに油大目で炒めたので多少脂っこい。改良すればかなり完成されたお菓子となりそうです。
炒めると溶けるのか
「生姜で炒めればなんとかなる理論」検証も最後の1品。同じく餡子物で、こちらを生姜で炒めてシメます。
羊羹生姜炒めです。胡麻大福が美味しかったのでこちらも美味しいことが予想されます。出来上がったものがこちら。
羊羹生姜炒めは表面が溶けながらもなんとか完成。こちらも胡麻大福同様結構旨い。温まって甘さが強くなった羊羹の味を醤油と生姜の味が引き締める。通常の羊羹にこういうひと手間を加えて出すと、新しいお菓子として楽しめそうです。餡子物には「生姜で炒めればなんとかなる理論」が大いに活用可能ということが分かりました。
条件付きだが生姜で炒めればなんとかなる
自分の中にある「生姜で炒めればなんとかなる理論」の検証は、「果物を除き、通常の野菜類や餡子物には有効」という結果となりました。そもそも果物やお菓子を炒める事はまずないと思いますので、概ね「生姜で炒めればなんとかなる理論」は有効ということで問題ないと思います。
もしあなたが、果物やお菓子以外のどう味付けしたらいいか分からない未知の食材に出くわしたとしたら。迷わず生姜炒めを選択してください。なんとかなります。