ギプス包帯を巻き巻きしていこう
さてさて、早速このギプス包帯を使ってギプスを作成していきたいところなんですが、プロフェッショナル用品だけに、説明書的なものが一切入ってないんですよね。
箱の裏に注意書きらしきものはあるものの、全部英語だし。ネットで調べてもギプス包帯の使い方なんて詳しく載ってないんですよ。
そりゃ、医療器具を使う前に説明書やネットで使い方を確認しているお医者さんがいたらかなり不安ですからねぇ……。
ま、本当にごく基本的な使い方はネットでみつかったので、あとはカンでどうにかなるでしょ、多分。
皮膚に直接巻き付けるモンではなさそうなので、とりあえずネットを装着。
そしてこちらがギプス包帯! 包帯というイメージからするとかなり堅めで、表面はザラザラしています。
よく見てみるとこんな感じなんですよね。目のあらい布に石膏の粉末が塗ってあるらしく、水につけると石膏の粉末が溶け、それを乾かすとカッチカチに固まるって寸法です。
それじゃそろそろ巻き巻きしていきたいところなんですが、みたところ明らかに幅が広すぎる気がするので、半分に切ってから使用することにします。
……この辺の行程は完全にカンでやってますんで、医療関係者の方々は決して参考にしないで下さいね(しないか)。
2〜30分程度つるしておいくと、この通り。おおっ、カチカチや。結構すぐにカチっと固まるもんですね、楽しい!
それじゃいよいよ、腕に巻いていきましょう。
まあ、要は普通の包帯を巻いていくのと大差ないんで、やること自体はカンタンなんですが。
濡らしたあとはびっしょびしょ、濡らす前は粉が飛び散りまくりなので机の上が悲惨なことに。また「机が汚い」ナンバー1になっちゃうよ……。
それでも、巻いたそばから徐々に固まっていくため、包帯を固定する手間がいらないという点では、普通の包帯を片手で巻くのよりカンタンなんじゃないかと。
おっおっ! みるみるうちに表面が固まっていき、いい感じにギプス感が出てきましたね! 溶けた石膏を包帯になじませるようにするとキレイな表面になるような気がします。
2〜30分もすると表面はほとんど乾いて固まりました。テキトーに巻いただけにしては結構いいでき!
まあ、中まで完全に乾くまでには時間がかかるみたいなんですが、見た目的にはおおむね完成といっていいでしょう。別に今回は折れた骨を固定する必要もないですからね。
腕をグッと締め付ける圧迫感、ズッシリとした重さ。ちょいとした鈍器になりそうな堅さ。そしてなによりもこのお気の毒感あふれるルックス。これぞギプスですよ!
いたずらにギプスをしてみただけなので、当然まったく痛くもかゆくもないんですが、ギプスをしているだけで「なんかボクの腕が大変なことに!」「ボクちゃん、かわいそう!」みたいな気分になってくるのが不思議。
自分の腕に、カッチカチの塊がくっついている非日常感も楽しくて、ギプスをながめているだけでうっとりしてしまいます。
不謹慎かもしれませんが「こんなイイものつけてたなんて、骨折した人ずるい!」とか思ってしまうほど。
この自作ギプスさえあれば、今日からボクもギプスユーザーの仲間入りです。やった!