ハイテクだった渋谷
14年前の僕が興奮気味に書いているのが渋谷駅のトイレである。
このトイレでは、早く出てきそうな個室の前に立つ、という賭けをしなくてすみます。でも紙はありませんでした。
「早く出てきそうな個室の前に立つという賭け」って、14年前は誰もフォーク並びをしてなかったのだろうか。思い出してみると確かにそんな気もする。ひどい時代である。
2010年 空き表示はなくなっていた
ハチ公の空き表示は見あたらなかった。トイレのレイアウトも違うので全面改装されたようだ。
フォーク並びが一般的になったのでハチ公表示が不要になったのかもしれない。人類の英知が普遍的な危機(もれちゃいそう)を遠ざけたといっていい。核戦争まであと何分という時計があるが、あれのおもらし版を作って針を戻したい気分だ。
そしてトイレにはユニクロの袋が落ちていた。トイレに洋服の袋が落ちていることは多いがかなりの確率でユニクロである。トイレで着替える人にユニクロは人気だ。ユニクロが次に広告を出すのはトイレの壁かもしれない(ターゲティング)。