初海外は驚きばかり

韓国では流石に日経電子版は読めない。無線LANの電波を拾ったり、何か設定すれば海外でも出来るらしいが、よくわからなかったので諦めた。

と、いうことで適当に韓国をふらつく。

初の海外、見るもの触れるもの全てが新鮮でものすごく面白い。

日本語読めるだけで安心できる

と、楽しいのだが、全く地に足がつかず、何をしたわけでないのに物凄く疲れる。

聞こえてくる言葉、見える文字、常識。今まで当たり前にわかっていた何もかもがわからない。日本という土壌から切り離されて、切り花の様に徐々に徐々に衰弱していく気分。

そしてたまに見つける日本語を喜んで読むと、とんちんかんな事が書かれている事が多くて混乱する。日本に書いてる英語などもこんな感じなんだろうか。

ホテルに帰ってテレビを見ても言葉わからず、何もすることがない。

なので日経電子版を読んでいた。電波が通じないので最新情報を得ることは出来ないが、iphoneでは起動した時にその時点の最新２日分のデータをダウンロードしているので、それは読める。

しっかりした日本語を読むだけでかなりほっとする。洋食ばかり食べた後のお茶漬け。みたいな効果が文字にもあるとは思わなかった。

でも、これなら日経読めないとこなんて無くなっちゃったな。

酔い止めは酔う前に飲め

色々あったけれど旅行の時間は短いもので、もう帰る時となった。時間に遅れることなく港に到着。不安だった韓国で特に問題なく過ごすことができた。

後は船に乗って日本に帰るのみ。名残惜しいのと日本に帰りたい気持ち、色々あるが、安藤さんは「船かぁ〜」と、船酔いの恐怖にテンションが下がっている。

でも、半年後に「安藤さん船乗りましょうよ！」って言ったら安藤さんは喜んで乗ると思う。

今回は乗ってすぐに酔い止めを飲む。それでも緊張しているのかこわばった表情で一点を見つめる安藤さん。そんなことはお構いなしに船が走り出す。昨日とは違い口数の少ない安藤さん。

走り出して1時間弱位で、携帯に電波が入った。これで日経電子版が読める。まだまだ海の上だが電波が繋がっただけで帰ってきた、日本だ！という気分になる。

携帯が繋がるようになったくらいには、安藤さんは繋がらなく…って、安藤さんが元気…だと…！？目に力があるし、澄まし顔で普通に携帯を見ている。

更にはニュースで野球の結果をチェックしてはしゃぐ元気まで！大丈夫なんですか？と聞くと、なんだか今日は大丈夫みたいです。との言葉。酔い止めだ。酔う前に飲んだから効いたんだ。

結局安藤さんは最後まで元気だった。酔った後はあまり効果が見られなかった酔い止めだが、酔う前に飲んだら効果てきめん。

教訓：酔い止めは酔う前に飲め。