最近、家の近所でものすごく小さい公園を見つけた。
あまりの小ささに驚き興奮して、記事にするべくいろいろ調べていたら、ほかにも狭小公園を見つけてしまった。
そこで、あちこちの小さすぎる公園をめぐってみた。結論から言うと、すごく楽しかった。
(萩原 雅紀)
府中市/名称不明公園
家の近所を車で走っているとき、思わず目を奪われた小さすぎる公園。後日、カメラを持って行ってみたので、まずは写真を見ていただきたい。
駐車場の車1台分くらいという小さな敷地だけど、中に詰め込まれたすべり台と鉄棒が、ここが公園であることを証明している。最初、生垣ですべり台が見えなかったときは横のマンションのゴミ置き場だと思っていた。
その生垣がまた公園の規模に対して不釣り合いな頑丈さ。ほとんど公園と同じくらいの面積があるのではないかと思う。生垣をやめて柵にすれば公園が倍くらい広くなりそうだ(それでもまだ狭い)けど、丸く刈り込まれてちゃんと手入れされている。
中に入ってみても、外から眺めたときの衝撃を裏切らない、納得の狭さ。
この公園の遊具をぜんぶ満喫しても12秒くらいだったと思う。
誰もが子供のころ家からいちばん近かった公園を覚えていると思うし、そこで遊んだ記憶もあるだろうけど、それがここだという人もいるのだろう。本当に思い出は人それぞれだ。
でも「公園が小さすぎる」というだけなのに、なんだか楽しくなってきた。狭い理由とか意義とかはどうでもいい。ただ小さい公園を見たい。そこで、ほかにもこういう「小さすぎる公園」がないものかと探し歩いてみた。