若い頃はボクもそりゃあ、少しでもカッコよくみられたいと思っていたもんですが、最近ではそのために努力するのも面倒くさくなってしまって、わりと見た目なんてどーでもいいやー……と思っています。
でもまあ、手軽にイケメンだと思ってもらえるなら、くらいのことを考えていたら、こんな話を聞きました「シンメトリー(左右対称)な顔は美形に見える」。これは試してみなくては!
(絵と文:北村ヂン)
ホントはボクもカッコイイって思われたい!
女の子は特にかも知れませんが、男だって気になっちゃうのが「自分のツラ(ルックス)はどの程度のモンなのか」ってこと。
この自己評価と世間の評価とがかけ離れていると、悲しいことになりがちなのですが、……まあ自分のツラですからそうそう冷静に評価なんて出来るもんじゃあありません。
10代の頃のボクはわりと様々なことに期待をしない冷めた若者だったので、自分のツラ評価に関しても、
というような点数をつけていましたが、そうはいいつつも内心「本当はもうちょっとイイだろ」……とか考えてたもんです。
それが、10代も終盤にさしかかるとホントに世の中というものが冷静に見えてくるようになって、
と、ちょっと控えめなことを言ってたつもりの「偏差値50」すらも結構ずうずうしかったということに気づいてしまいました。
20才前後の頃はそれでも、ちょっとでもカッコイイと思われたいと、洋服を原宿(しかし竹下通り)に買いに行ったり、オシャレだと思ってニット帽をかぶったら頭をケガしたのかと勘違いされたり……、色々がんばっていたんですけど、段々それもどーでもよくなってきましてねぇ。
最近では、デイリーポータルZでの記事をはじめ自分の写真をワールドワイドに公開しなきゃいけない機会が結構あるんですが、
もう一切工夫せずに、バカみたいに口をバカッと開けて、弛緩しきった表情で写った、両手ぶらりノーガード状態な写真を掲載してもなんとも思わなくなっています。
こんな写真とかさあ……10代の様々なことにナーバスになっているような時期だったら、こんなものがネットに公開された日にゃあ、二週間は寝込んじゃったと思いますよ。これが大人になるってことかな。
でもねでもね……正直、カッコイイと思われたいということをあきらめたワケじゃないんですよ。出来ればカッコイイと思われたい、キャーキャー言われたい、いいかげんモテキが到来して欲しい。そういうもんじゃない!?
というワケで、今回はカッコイイ、イケメンに写っている写真をなんとか撮って、掲載してみたいと思うのですが……。
シンメトリーな顔=美形らしい
さて、カッコイイ写真を撮る……といっても色々な方法があります、
まあどんな方法であれ、手間をかければそれなりの写真は撮れることでしょう。でも面倒くさいことはしたくないんです、正直。(手間かけてもたかが知れてるだろうしさ……)
そこで、ボクが注目したいのが「シンメトリー(左右対称)な顔は美形」説!
人の顔って、みんな左右対称に見えるけど、実は微妙に歪んでいるので、よく見ると全然シンメトリーになっていないらしいんですよ。
その中でも歪みが少なく、シンメトリーに近い顔ほど美形に見えるんだとか。
そういえば、『ローマの休日』などでお馴染みの女優オードリー・ヘプバーンは、ほぼシンメトリーな顔をしていたって聞いたことがあります。確かに超・美形!
Photoshopで写真を加工してみると……。
正確に真っ正面を向いている写真じゃないので、若干違和感はありますが、確かに反転させてみてもそんなに印象が変わりません。まさにシンメトリー顔ってことでしょう。
この理屈を利用してカッコイイ写真を撮ることは出来ないもんでしょうか!?
さて、さすがにオードリー・ヘプバーンのあとに顔写真をバーンと載せるのは我ながらかわいそうな気もしますが、こちらがボクのツラです。
写真の左半分をコピー&反転させると……おっ!?
右半分だとこんな感じ。
ははぁーっ、あまり根本的なブサイク治療には役立っていないような気もしますが、やはり若干りりしくなったような気がしますね。