デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ちしきの金曜日
 
橋が船に乗ってた!

あまりにもデカ過ぎて逆にプラモデル

架設工事を行う日。

私が現場に着いたのは朝8時40分。
可能な限り早く来たつもりだが、少し遅かったようだ。
クレーンで吊り上げられた橋桁は、もう架設場所のすぐ近くまで移動して来ていた。


このアングルから見ると、もう架ける寸前に見えるが…
別アングルから見るとまだこんなに離れている。

集まっていたギャラリーの人たちの話によると、AM6:30頃にはすでにこの位置まで来ていたそうだ。が、潮位が低く船が近づけないため、潮が満ちてくるのを待っているとのこと。

それを聞いて、「そんな要素もあるのか」と驚いた。
私だったらたぶん、何も考えずに進んで岩にぶつかり、ゴチーン!と橋桁を落下させてたことだろう。(自信あり)


長さ158メートル、重さは920トンあるという。そんなもんが持ち上がるとは…
潮が満ちるのを待つ2200トン吊起重機船。
橋が架かる部分には作業員のかたたちが大勢スタンバイ。

ふと遠くを見ると、もうひとつの橋桁(この日はまだ使わないやつ)を、係留場所である漁港近くに運んでいくのが見えた。


現実感薄めな景色。
帰って行く橋桁。(望遠の限りを尽くして撮影)

こんな風に見ると、長さ163メートルもある橋桁がまるでプラモデルに見えるから不思議だ。


これだって相当でかい船だが、まるでミニチュア。
ミニチュア風の画像加工とか一切せずにコレ)


AM9時くらい。
潮位が充分であることが確認できたらしく、巨大クレーン船がゆっくりと進み始めた。


再びアングルを変えて道路目線から。
このあたりの海はかなりきれい。
繋ぎ目の部分でどういった作業をしてるのかは素人目にはわからない。

前日、工事関係者である技術のかたが言われていたように、
それらしき位置に納まってからは、遠目には動きがなくなった。

おそらく、ミリ単位の微調整と固定化などの作業が行われているのであろう。プロの世界だ。


動きがないことを理解するための動画。


はたらく船

架設作業には、さまざまな船が携わっている。
普段あまり見ることがない、それらを見るのがまた楽しい。

「働く船、大集合!」
といった感じだ。



デカいやつが半端じゃなくデカいだけに、
小さい船がまたものすごく小さく見える。


「ええー?!」ってくらい小さく見える。


ここまで見たならば…

詰めの作業はだいぶ長くかかるらしいので、この日の見物はここまでにした。

が、ここまで見たら、やはり最後の中央の部分が繋がる瞬間も見たくなるというもの。

というわけで、後日さらにもう一度訪れた。


のどかに作業を見守る近隣の住民。

 

< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.