松の葉を砂糖水に入れておいたらサイダーが出来るらしい。
なにそれ、魔法!?是非是非やってみたいと言うことで実家に帰省した際におばあちゃんと一緒に作ってみた。
(尾張 由晃)
おばあちゃんの知恵じゃない
おばあちゃんと一緒に自然なものを利用して何かを作る。 というとおばあちゃんの知恵っぽいが、これを知ったのはインターネットで。
僕「砂糖水に松葉入れといたらサイダーになるんやって!」
と、おばあちゃんに伝えると
おばあちゃん「そんなもん出来らいでか、まいせいまいせい(出来るわけないからやめとけ)」
と返された。孫(27歳)のウキウキを砕くおばあちゃん。
むー、僕が住んでいる大阪では松葉が手に入らなかったので地元に帰っておばあちゃんに言えばどうにかなるかと思っていたが、そうでもなかった。でもそう簡単には諦めない。
僕「えー、どっか松ないー?ちぎってもエエの」
おばあちゃん「松やったら、川口さんとこ生えたーたやろ、言うといたるさか貰ておいで」
あ、無理だって思っててもそこはどうにかしてくれるんだ。
作り方は超簡単
早速松を貰ってきて作り始める。実際に作ったことが無いので正解なのかどうかは分からないが、方法は超簡単。 松葉を洗ってペットボトルなどに入れて、砂糖水で漬けるだけ。
それをしばらく放置する。何時間かすると松葉の香りが砂糖水に移って、気泡がつき始める。本当にサイダーっぽい状況になる。
気が抜けたサイダー、松葉
それを5日間放置して、冷やして飲んでみた。
漬けてすぐはポツポツと気泡が出ていた松葉だが、5日目にはもう気泡はなく、グラスに注いでも泡立つことは無かった。見た目はあんまりサイダーっぽくない。
ほんの少しの青臭さはあるものの香りはまるでサイダー。不安と期待入り交じる状況で一口飲む。
甘いだけでなく、わずかに酸味と苦みがあり、それが味を爽やかにしている。炭酸はあまり感じないが、意識するとピリピリとする。気の抜けたサイダーといった感じ。確かに似てる。
砂糖水に松葉をつけていただけで本当にサイダーみたいな物が出来た。仕組みがよくわかんないけどこれは凄い。でも、松葉に出来るなら他の物でも出来るんじゃ無いだろうか。
松葉の他にも色々な物で作ってみた。