壮観じゃないが、風の動きは見えるのだった
しかし、想像と違ったからといってめげてはいないのだ。
ずっと見てると、確かに風の吹いてる場所とそうじゃない場所が明らかに分かれてるようなことがあって、ちゃんと風が目に見えていたのだった。
画面の上側が斜面の高い側になるので、つまり左下へ向かう風が、土手の斜面をだんだん降りてきたということになるんだろう。ちょっと面白い。
余談だけど、土手の上から見下ろすと、自転車向けのちょっとした風向き表示みたいになっていたのだった。
もういっこくらい、風の動きのパターンを見てみよう。
さっきは左へ向かう風だったけど、今度は右へ向かう風だ。画面の向かって右が川上なので、つまり川下から川上へ向かう風ということになる。
川沿いって風が強いイメージがあるけど、調べてみると、昼間は海から陸へ吹く風が、川を通り道としてさかのぼってくるためらしい(夜は逆になる)。たしかに、見てる間じゅう、風はほとんど川上に(右に)向かって吹いてた。
そういう大きな風の動きがありつつ、でも小さな範囲では1メートル隣はもう吹いてないみたいなことが確かにあるのだった。
わかったこと
・一人でたくさんのものを作るとたいへんだ。 ・友だちがほしい。 ・確かに小さな風の動きは見えた ・もうちょっとスマートな方法がありそうな気がする
ところで知人に「風を見る」というアイデアを相談したときに出てきたのは、スカートをはいた女子高生たちに整然と並んでもらう、というものだった。風が吹くとふわりとなる。右から左へ、ふわりが伝わっていく。すばらしい風の可視化だ!と思ったけど、まあいろいろ無理だ。でもいつかやりたい。