「100均は一期一会だからね」

とちゅう、すてきなフリーダムをみつけ、なやむ場面が何回かあった。なぜ悩むか。それは前述したようにフリーダムはひとつひとつ異なる表情・味わいがあるからだ。

で、結局こうやってすべて買ってしまう。両方買ってしまう。

「まあ、100円だからね」

そうだ。そうなのだ。100円なのだ。まよわず2個でも3個でも買えばいい。

「それに、けっこうすぐ商品ラインナップからなくなるものもあるから、買っとかないとね」

そうなんだー

「100均は一期一会だよ」

…またなにか深遠なことを言われたようなきがする。一期一会か。

だれにも共感されない苦悩

内海さんとフリーダム話をしていておもしろかったのは、その誰にも共感されない苦悩だ。

たとえば、フリーダムなもの全部買ってたら部屋がたいへんなことになってるんじゃない?と聞いたら。

「そうだねえ。でも最近は『とりあえず買う』っていうのをやめたから」

どういうこと?

「さっき言ったみたいに、フリーダムじゃないと思ってたモノが、実は視点をみつければフリーダムだ、ってことがときどきあるから、とりあえず買ったりしてたんだよね」

…実はフリーダム、ねえ。

「でもいまは現場で判断つくから」

現場で判断!なんだそれー!

「…でもなあ、そういう割り切りはよくないかもな。初心に返るべきかもなあ…」

なんだその悩み。

あと、しきりに言っていたのが

「さいきん100均も洗練されてきてるからなー」

という愚痴。

いやいや、これが洗練されてる、って感じるの内海さんだけだから。ていうか洗練ってなによ。

いちばんおもしろかったのは、

「100均じゃないお店で、きがつくとフリーダム探してるってことがあるんだよね…」

という一言。

肝心の内海さん自信はフリーダムなんだろうかと心配になった。