汐留って、やっぱりおもしろい。
新しい名所に敏感な田村家では、これまで東京都庁、お台場フジテレビ、六本木ヒルズ、そしてカレッタ汐留と、それぞれできた年に東京のネオ観光名所として訪れてきたが、汐留だけは、できた当初から他とはちょっと違う風情だった。
なんだかんだ言いつつもその地の顔として定着しつつあるほかの名所にくらべて、なんというか汐留って、あっさりしている。一周してみて抱いたのは、新橋、浜松町というオフィス街、そして浜離宮、築地、銀座という、個性派ぞろいの土地にはさまれて、汐留はそこだけ透明のままでいる、そんな印象だ。いきなりイタリアになってみたりするし。
開発はまだ続いており、はみだし汐留も増えている。これからどんなふうになっていくのか見守ってみたい
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