トマトもまずは下準備から
脱水シートでトマトを包む前に肉や魚同様にトマトへ下準備を行います。
適当な厚みにスライスして塩を振ってみました。シートで脱水するので塩は不要かとも思いましたが、多少は味が有った方がいいかと振りかけてみる。この辺はやった事がないので手探りで進行。
ここからは肉や魚同様に脱水シートへトマトを並べて包みます。それを一晩冷蔵庫で保管。一晩経つとこのように変化していました。
見たところ、脱水シートは水分を吸収してふやけています。ひとまず脱水そのものは上手く行ったようです。
皿に出してみると、シートに触れていた表面部分は水分が抜けて少し乾いたような状態になっています。ゼリー状の部分に変化は見られません。
同じ皿に切ったばかりのトマトを並べてみました。確かに表面は乾いた感じになっています。
あれっ?
さて、問題は水分が抜けて旨味が強くなっているか。食べてみましょう。
食べてみると、通常のものと比べて若干水気が少なくトマトの味をほんの少し濃く感じます。旨くなったかどうかというなら変化なし。いや、むしろ下がったかもしれません。
脱水シートで包んだトマト単体で食べるとまあまあ普通に食べられるトマト。しかし、切りたてのものと比べると、単に表面が乾いてしまった残念な感じが残ります。
もっとしっかり乾けば、炒め物などに混ぜて使うと旨味を増していいと思います。この程度では実に微妙。わざわざやらなくてもいいレベルです。野菜と脱水シートとはあまり相性がよくないのかもしれません。
実は脱水すると旨くなりそうな予感がする物がもう1つあります
野菜はどうも脱水シートと合わなかったですが、実は脱水して旨くなるものにもう1つ心当たりがあります。それがこれ。
プリンです。自分でプリンを沢山作ったことがある方ならば経験したことがあると思います。作ってから1、2日経つとプリンから水分が出て締まり濃厚な舌触りと味になりませんか?
この脱水シートを使えばそれを短時間で再現できるかもしれない。ということで、やってみました。