ギュイーンというアレで細かく
煮詰めた牛皿を、ミキサーというのかブレンダーというのか、電気の力で細かくしてしまう機械にかけて細かくしてしまう。
細かくしたものを、また火にかけて、さらに水分を飛ばしていく。 だったら最初から買ってきた牛皿をミキサーにかければいいじゃないかとお思いかもしれないが、そうすると水分が多すぎて大変なのだ。 前日に一度失敗したから僕は知っているのである。
根気
さっきから何度も書いているが、いまは夏だ。 夏は暑い。外で買い物をしても暑いが、家でコンロの前に立っているのも暑い。 クーラーを効かせていても汗がしたたってくるが、それにめげずにフライパンの上の牛皿ペーストを焦げ付かないようにかき混ぜる。
キツネ色になった牛肉そぼろに、牛丼の必需品である紅しょうがと七味唐辛子を混ぜて、牛丼ふりかけの完成である。
牛皿、二皿を煮詰めてできあがったのがこの下の写真だ。 しぐれ煮とそぼろの中間のような全然ちがうような、そんな食べ物ができあがった。
すき家も
同様の工程をふんで、すき家もふりかけにした。
と、さらっと書くと一瞬の出来事だが、当然たっぷり時間をかけている。 この季節、厨房でお仕事をしているひとには頭が下がる。