牛皿を4店分
まずはなにはなくとも牛皿を揃えなければいけない。 今回買ってきたのは、松屋・すき家・なか卯・吉野家、である。
4店をまわるのも、夏空の下ではなかなか厳しかったが、メジャーどころはそろえた。 これをそれぞれ煮詰めて、フードミキサーでつぶしてさらに加熱して水分を飛ばし、ふりかけにしてみよう。 できあがりはサラサラとしたドライタイプのふりかけではなく、(錦松梅みたいな)しっとりタイプのふりかけを目指す。
煮詰めます
買ってきたままの牛皿を鍋にあけ、それをじっくりと煮詰めて水分を飛ばしてゆく。 なにも足さない、なにも引かない。 それが私の流儀だ。
いままで牛丼の具を鍋に入れたことはないが、入れたとたんに、ぐっと自分の側によってきた気がした。 まるで自分が作った料理のような気がしてきたのだ。 スーパーで買ってきたお総菜をプラスチックトレーからお皿に入れ替えるだけでごちそうに見えるのと同じ原理だろうか。
すき家の牛皿は汁が多いので、その間に汁が少なめだった吉野家の牛皿を煮詰めよう。
煮詰まらず
汁気の多い牛皿は、煮詰めると佃煮のようになるかと思っていたのだが、あらかじめかなりの時間煮込まれているのか、肉が軟らかくなる様子はまったく見えず、ただ水分が蒸発している感じだ。
吉野家の方は汁気がほぼ飛んだ。 これはこの辺でいいのではないだろうか。
細かくします
煮詰まった吉野家の牛皿は、あら熱をとって別の容器に移し替えた。 これをミキサーで細かくする。