デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
けまりは国がダメになるほどおもしろいって本当か?

平成蹴鞠倶楽部を発足

貴族たちが蹴鞠を楽しんだフィールドのことを「鞠庭」と呼ぶようだ。近所に鞠庭は見つからなかったが、今回は公式な競技じゃなく草蹴鞠なので、そのへんの公園でいいだろう。

公園では蹴球(サッカー)に興じる子供の姿が

まずは吊り鞠で蹴り方を練習

当時の文献(というか蹴鞠に詳しいサイト)をひもとけば、素養のないものがいきなり蹴庭に入ることは許されなかったとか。まずは蹴り方の基礎を学ぶべく「吊り鞠」という修行が課されるのだ。

吊り鞠

蹴り方の基本を習得

吊るした鞠にひたすら蹴り込む様はいかにも修行っぽい風景。かつては「吊り鞠3年」といって、基本が身に着くまで鞠庭には出させてもらえなかったそうだ。

あこがれの鞠庭に立つことを目標に、平安貴族もこうやって吊り鞠に励んだんだろうか。貴族にそこまで辛抱強いイメージはない(どちらかというと飽きっぽいイメージ)が、こと蹴鞠に関してはストイックだったのかもしれない。


蹴鞠動作の基本、すり足を反復練習

サッカー少年の熱い視線を感じながら

蹴った鞠は不規則な軌道を描きながら左右にブラブラ。タイミングを合わせるのが難しいのだが、足の甲でスパンとジャストミートした瞬間は気持ちいい。これだけでもけっこう楽しいのだが3年やる根気はないので、基本はすっとばしてすぐ実践に入ることにした。


近くには土俵があり、相撲をやっていた。蹴鞠と相撲。日本が誇る伝統文化の共演

初めて見るであろう蹴鞠に興味を示していた少年たちも、近くの土俵で相撲が始まると、そっちへ行ってしまった。蹴鞠はやはり力士の魅力に勝てないらしい。

いつの世も 蹴鞠の天敵 相撲かな


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.