蒸してる合間に工場見学
蒸している間に実際におたべを作っている工場を見学できる。ルンルン気分で付いていく。
作っていたところから廊下を出てまっすぐ行けばおたべ小路。中ではまず材料の説明があり、その先に工場を見れる窓がある。
予想以上に近い所から工場を見ることができる。残念ながら今回はすでに作業が終わってしまっていたのだけれど通常は実際の作業を見ることができるそうだ。
作業はほぼ完全に機械化されていて、人の手が入るのは箱詰め位。自動でおたべが出来上がっていくのを見るのはとても楽しそうだ。
秘密の小窓が使いたかった
実際に作っている所が見られず残念だったが、更に残念なことがあった。
それがこの小窓だ。工場が稼働している時ならば、出来たてほやほやのおたべをこの場で渡してもらえて、食べられるそうだ!あぁ、醍醐味。工場見学の一番良い所だ。
「やっぱり美味しいんですか?」と聞くと「生地の柔らかさが違いますね、美味しいです」との答え。あぁ、出来たてのおたべ!食べたかった…
気を取り直して「手作りのも頑張って作れば同じ位美味しいのが出来ますよね!」と聞いたら「いえ、厚くて堅いのが出来ると思います…」って、え?
生八つ橋は生じゃないのでは
なんだか聞きたくなかったことを聞いてしまったが、そんなことは信じない。帰ってきたら生地が蒸しあがっていて餅っぽくなっている!
よく考えたら、生八つ橋の生ってなんだ、蒸してんじゃん。生キャラメルやら最近現れた生カステラなど、火が通ってるけど柔らかいから生。その元祖なのか生八つ橋は。
おたべと生八つ橋と八つ橋は全然違う
そりゃ名前が違うんだから違うんだろうが、今まで全然意識してこなかった。どの言葉を使ってもおたべのことを指していた。 見てみたら相当違う。
これが八つ橋だ。えっ、餅みたいなのじゃないの!?と思うかも知れないが、八つ橋はせんべいだ。
バリバリの食感でほのかに甘く、ニッキの香りが心地良いせんべい。けれど「おたべ=八つ橋」と思っていた時に八つ橋だよーと言われてこれが出てきたらちょっとショックだ。
こっちが生八つ橋。八つ橋を焼く前だから生八つ橋。そういう生かと納得した。だけどもこれを見て思うのは、「皮」だ。ちゃんと区別がつく前だったら多分、「八つ橋の皮」と呼んでいた。
そしておたべは生八つ橋であんこを包んだもの。では無いのだ!これがまたややこしい。
生八つ橋であんこを包んだ物は色々な会社が出していてその中で株式会社おたべの商品の名前が「おたべ」なのだ。料理名としては粒あん入り生八つ橋というのが正しいようだ。
ほら、ややこしい。