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ちしきの金曜日
 
日本一のシャッター街・阿久根

翌朝はブルートレインで目覚めた。
列車内で寝て起きても位置が変わってないのが逆に新鮮。

ブルートレインでの宿泊は実に快適だった。

肥薩おれんじ鉄道の始発の列車が走り出すと走行音が聞こえてきたり、人が乗り降りした時にたまに車体が揺れたりして、時々妙に臨場感を感じる瞬間がある。


枕元のコントロールパネルもそのまま。

ボタンは種類によって機能したりしなかったり。時計は無茶苦茶だった。

俺んち状態。老後はこういうとこに住んでみたい。


コンビニを目指して

早朝、食べ物を買おうとコンビニを探した。

宿の人曰く、「10分くらい歩けばありますよ」とのことだったので、散歩がてら行ってみることにした。


夜は店がぜんぜんやってないと思った商店街を、翌朝歩いた。


早朝だったので店が開いてなくてもムリはない。
昼になったら開くのか、ずっと閉じたままなのかはわからなかったが、いずれにせよ、どの店のシャッターも閉じたままだった。

ところが、そんなシャッター街が妙に面白かったのだ。



シャッターにいちいち絵が描いてある!

それもなにやら、だまし絵のように店が開いてるようだったり、人が顔を覗かせていたり、あるいは癒し系だったり、別世界への入り口のようだったり。

めくるめく“シャッター街の世界”が広がっていたのだ。



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