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ロマンの木曜日
 
好きなにおいを携帯する「においPod」作りました

モバイルいいにおい

いよいよ、完成したにおいPodを持って外出です!

果たしてちゃんといいにおいが嗅げるのだろうか!?そしてそのスタイルは街中に溶け込むのだろうか!?

とりあえず、まずは携帯音楽プレーヤーと携帯においプレーヤーを使っている見た目の違いを見てみましょう。


モバイル・ミュージック・スタイル
モバイル・スメル・スタイル

自然か不自然かはともかく、道行く人々にものすごい勢いで二度見されました。

肝心のにおいは、ちゃんと感じることができます!なんだか甘いにおいはすべて同じように感じる気もしましたが、それは人目を気にする焦りからかも知れません。

それにしてもチューブが邪魔だ。

あと、鼻から吸って口から吐くという呼吸を続けるのが難しい。


甘い!ちゃんと甘いにおいがする!

切り替えもちゃんと効果があって、バルブを動かすとその通りににおいが鼻に入ってきます。

しかし、醤油のにおいは遠くの方でぷうんと漂っているくらいがよいのだということが分かりました。直接吸うとむせるくらい強烈。鼻の粘膜が痛い。


「何聴いてるの?」「オレンジレンジ」
「何嗅いでるの?」「オレンジ」

見た目に決定的な違和感があるのは仕方ありません。しかし、登場したばかりの肩から背負う携帯電話だって、ヘッドホンステレオだって、きっと人目を引いたはず。

そう思えば、このにおいPodも時間とともに一般的になって行くのではないでしょうか。


遊具の裏でこんな人見かけたら僕は逃げ出す

いや、ならないな。

においデジタル化を待とう

装置としてはそれなりの効果があったにおいPod。でも実用的かと言われると、実際に使うには相当の覚悟と勇気が必要です。

たとえばディスプレイによって絵や文字のデータを見ることができるようになったり、スピーカーによって音が聞こえるようになったように、においを出力するための装置が発明されるまで、においを携帯するという欲求は封印した方がいいと思いました。

その前に、まずはどうやってデータ化するのか、という難問がありますが。

カナル型に対するクローズド型も作っていた
吸い込めないのでまったく臭わずボツになったけど

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