私はクラシックギターを習っている。 友達にどこで習ってるの?と聞かれると、「家から走って1分かからないとこ」と、つい近さ自慢をしてしまう。
そうすると大抵返ってくる言葉は「走らなくていい」だ。
そうかもしれないけど、「歩いて3分」より「走って1分」の方がだんぜん近い気がしませんか。
という訳で今回は、うちの近所とスカイツリーと浅草を舞台に、歩いて走ってスキップしてどれだけ差がでるのか計ってきました。
知らなかった、スキップはイタイ。だけど早い。
(小堺 丸子)
我が家から最寄り駅編
齢30を超え、体力には自信があまりない。(脳もないですけど) とはいえ歩いて5分程度である我が家から駅までなら何とかなるでしょうよ。
というわけでまずは・・・ なぜかハイヒール登場!
我が家編その1:履き慣れないハイヒールで歩いて計る。
走ったりスキップする前に、普段履きなれないハイヒールだと何分なのか知りたかったのです。 なにげに一番体力使いそうだなと思ったので最初にやってしまおうと思ったのでした。
以前友達の結婚式で履いたときは立ってるだけで痛かったこのハイヒール。相当時間がかかるよこりゃー。
と覚悟していたが、
なぜかあんまり痛くなかった。あれれ?
タイムは3分56秒3。
おかしな事に、足はほとんど痛くなかった。ある意味期待を裏切られた感じであっさり終了。なーんだ さて次は駅から家に向かってスキップで帰ります!
我が家編その2:スキップで計る。
最後にスキップをしたのはいつだろう。たぶん成人してからはしてないと思う。そしてこんな機会が無ければもしかしたら一生スキップをしなかったかもしれない。 日常でスキップする事ないもんね。
文字だけ読むと変態の告白になってますけど、続く言葉は「スキップはつらい」だ。 息が上がってしまい言葉が出てこない。慣れない運動に一気に汗が噴き出した。
結果は2分37秒2。
スキップはもっと楽しいと思っていたが本気スキップは苦しい。家が駅から割と近くて本当に良かった。
ご存知のようにスキップは「タタンタタン」といった具合に足を二度弾ませて飛ぶ。この二度の縦方向へのジャンプ&着地を続けることの負担、そして足の裏の摩擦による熱で走るよりダメージがあることに早々気づく。ちょっとだけなら楽しいけどずっと跳ねてるとキツイのです。
我が家編その3:走って計る。
まだ大したことしていないのだが汗がダラダラ。水を飲みしばし休憩。元気になったところで走ります!
結果はなんと1分39秒0!!
走るの辛いけどスキップより楽だ。
我が家編その4:普通に歩く、自転車で行く
実はカメラ役の友達には自転車で追いかけてもらっていた。 自転車を家に戻す必要があったのでついでに「普通に歩く(私)」バージョンと「自転車で行く(友達)」バージョンも計ってみることに。
結果は 自転車 1分38秒5 普通に歩く 3分54秒68
なんと「自転車」と「ダッシュ」がほぼ同時、そして「普通に歩く」も「ハイヒール」とほぼ変わらないタイムに。 なぜかと言うと、途中おばちゃん2人に道をちょっと阻まれたからです。
我が家編その5:友達と喋りながら歩く
家〜最寄り駅のラストは「友達と話しながら」 友達と話しながらだと一人で歩くよりユックリになりますよね。 それがどれくらい差があるのか計ってみました。
結果は・・・ まさかの15分40秒8。
というのも、途中で「毎日声かけているのに無視する犬」を友達に紹介していたところ、飼い主さんが出てきて話しかけられたのだ。
飼い主さん:「大人しいけどカイ犬で気性が荒いから気をつけてね」 私:「え、かいけんってどういう漢字ですか?」 友達:「甲斐バンドの甲斐じゃない?」 と言った具合に10分ほど犬の話をしてしまったのだ。溶けゆくアイスを握りながら、時間のことを気にしながら時は経った。
飼い主さんの「賢くても畜生はどうしたって畜生なんだから、気をつけなきゃダメ。畜生なんだから。」と「畜生」と何度も言うのが印象的だった。
<家から駅まで編の結果>
これで今後、駅から家までの距離を聞かれたら「スキップで2分半、走ったらなんと1分半だよ」と自慢することができる。「だけど友達と来る場合は15分かかるかもねウフフ」と謎めいたことも言える。