ほやの塩辛で塩を作る
壮絶な味見をしたためか、自分が磯の貝になって岩にこびりついた藻を食べている夢をみたけれど、ほやじお作りは今日も続く。
といっても、もうほやはないので、ほやの中の海水を煮詰めるという正攻法でのほやじおは作れない。そこで昨日大量にさばいたほやで作っておいた、ほやの塩辛を使ってみることにした。
ほやじお塩辛バージョンの完成
わずか30分でほやの塩辛を使ったほやじおが完成。今度のバージョンはほやのフンがまったく含まれておらず、さらにミキサーで粉砕したことで、ほやのエキスがたっぷりだ。
本来の材料である「ほやの中にある海水」を一切使っていないけれど。
なめてみると、やはり昨日のほやじおに比べたら全然マイルド。ほどよく塩辛さの中にほやの気配が潜んでいる。色もいいし、抹茶塩のように、ほやフレーバーの塩として売れるのではないだろうか。なんでもほや風味になる不思議な塩。
もちろんベースがほやなので好みの別れる味なのだろうが、これなら料理の隠し味などに使えそうだし、これをなめながら酒が飲める。