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フェティッシュの火曜日
 
ベトナムの着まわし一週間はスコール対応〜世界のフリーペーパーを読む


「日本語で」ってわざわざ注釈してあるのとか

広告もかわってる

前ページでいろんな記事を紹介してきたけど、フリーペーパーのほとんどは広告収入に頼ってるので、広告やお店紹介のページが絶対ある。そのなかから興味深いものを選んでみた。


歯医者の広告。「日本人スタッフが保険申請書類の作成をお手伝いします」っていうウリは海外ならでは。

イギリスのフリーペーパーですが、学習塾コーナーにはKUMON。英国内に600教室あるらしいですよ。


左上の2つは海外っぽさを感じるものを選んでみた。右、くもんはむかし「公文式」だったのがいつのまにか「KUMON」表記になったなーと思ってたら、海外展開のためだったのか。


見たことないけど妙にうまそうな料理、塩蕎麦。そばとっとっていう名前もかわいい。

カンボジア語版、ドラえもん。ロゴがライフゲームみたいになってる

塩蕎麦はニューヨークの新聞に出てた広告。調べてみると北海道の食べものみたいですね。マイナーな地方グルメを急に輸入しててすごい。食べてみたい。


エステの広告も多いです。(写真がおもしろくて載せたかっただけ)

そういうポップな広告に混じって、いきなりネジメーカーとかのインダストリアルな広告が登場。これは駐在者向けのフリーペーパーならでは。言語ごとに電話番号が分かれてるのもおもしろい。


パソコンが壊れる音が「ビューン!」なのは異国情緒に入りますか


という感じでざっと紹介しましたが、広告ひとつ取っても海外だと急におもしろい。

ただ「外国の変な日本語」(こういうやつ)みたいなのはあんまりなくて、そのへん、フリーといえども媒体としてちゃんと編集されてるなー、という感じがしました。

 


フルーツ特集のち骸骨

さいごに、今までの流れに入りきらなかった雑多な記事を一気にご紹介しよう。


カンボジア雑誌のフルーツ特集。51個載ってたけど、半分以上しらなかった。ウッドアップル、サポジラ、サントール…

これ知ってる!と思ってスイカを見ても「干し魚と一緒にごはんのおかずとして頂く」って書いてある。


そしてフルーツ特集から数ページめくるだけで遺跡の発掘報告。

発掘調査の横に並べるのはアレですが、ゲテモノ食コラムも。しかも連載だわ、これ。

ヘビを食うキジがあればヘビに食われる記事もあります。カンボジア民話のコーナー。

極めつけがこれ。タイの獄中日記。ボールペン字そのままなのがリアル…


というわけで、たくさんあるフリーペーパーの中から10冊ほど熟読してみたのだけど、見どころはこんなにたくさん。時間さえ許せばほんといくらでも楽しめそうだ。

こんなふうにただ読んでても楽しめるファンシティーライブラリーだけど、お店の方によると、やっぱり旅行前に行き先の情報を仕入れにくるお客さんが多いそうだ。実はそのへんがファンシティーライブラリーを作った理由と密接に関わってくるのだけど、その辺の話を次のページできいてみます。

 


※記事中でご紹介したフリーペーパーは以下です。

・SKETCH (ベトナム、季刊)
・週刊NY生活 (ニューヨーク、週刊)
・UK生活 (イギリス、年刊)
・WOM (タイ、月刊)
・premer (フィリピン、月刊)
・Krorma (カンボジア、季刊)
・バンクーバー新報 (カナダ、週刊)
・Concierge (香港、月刊)

 

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