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はっけんの水曜日
 
勝浦のカツオまつりは熱かった

試食コーナーに並ぶ人たち。

カツオ試食コーナーがあった

カツオ直売の行列にはひるんだが、試食コーナーの行列は50mくらいと短めだったので並んでみた。結構流れも速く、そんなに待たずにカツオの刺身をゲット。

生姜醤油を付けて食べる。これが美味いんだ。赤身特有の鉄の風味と身の甘み。ねっとりした食感。素晴らしいね、カツオ。

妻も一緒に並んだのだけど、彼女は生魚を食べられないので僕が二人分のカツオを食べた。そうしたら大体カツオに満足してしまった。


すごいスピードでカツオの刺身を作る男たち。
どんどん手渡されていく。2個もらおうとしてた人が「もう一度並んでください」って言われてた。え、並べば何度でも食べられるんだ。

これがタダなのです!ちょう嬉しい。わがままを言えば、おろしにんにくで食べたかったけど。

このカツサンドはホントに美味しかった。

カツオカツのカツサンド

カツ!カツ!カツ!だ。カツオをカツにしてカツサンドにしたって訳だ。試合の前に食べたら縁起が良さそうなカツサンドは400円。

鶏肉をもう少しサッパリさせたような味で、タルタルソースが良い味を出していた。これは美味い。コンビニとかで売られてたら買うね。


食パンに挟まったキャベツとタルタルソース、カツオカツ。こっがうんめんだっぺおー。


勝浦朝市ラー油は1本500円。わりと売れてた。

勝浦担々麺も盛り上がっている様子

会場には鰹以外の名物も。

数年前から盛り上がり、ここ2年ほどでブレイクした感のある勝浦担々麺。寿がきやとコラボしたカップ麺や勝浦タンタンメンチップス、タンタンメン丼の素なども売られていた。タンタン麺の丼ってのも意味がわからないが。

更に、ここ半年ほどの食べるラー油ブームにも乗る形で具入りラー油が売られていた。1本630円のところが、カツオまつりなので500円!これも結構売れていた。

田舎とは思えない商品開発のスピード感に驚いた。

 


この勝浦担々麺押し。勝浦が本気だ。本気すぎる。

よく冷えた飲み物が安い

会場では飲み物が売られてたけど、これがまた安かった。ペットボトルのジュース類が100円だ。缶ビールだってキンキンに冷えて250円。買いです。


飲み物が安い。ジュース100円て。スーパーかここは。

漁港には製氷所があるので氷には困りません。だからビールなんかも異常な美味そうさに。

冷えたビールが超美味い。

よく見れば魚のコンテナで飲み物売ってる

よく見ると、飲み物を魚を入れるコンテナとかタルで冷やして売っていた。僕は小さい頃からよく見る光景なので驚かなかったけど、東京生まれの妻が「え、あれ、魚入れるやつでしょ?」って驚いてた。

ああ、そこは驚く所だったのか。

魚を冷やすか飲み物を冷やすかの違いしかないので地元の人はあまり気にしない。洗ってるだろうし。


水とか魚とかを入れるためのタル。実家にもありました。
ここんちは缶ビールが300円。会場内でも価格差があります。

ところてんは1杯100円。安い。
おばちゃんがその場で突いてくれます。

なぜ200円が100円になったのか。

ところてんや干物も

ところてんも飛ぶように売れていた。値札を見ると200円って書かれたのが消されて100円になっていた。100円!そりゃ安い。しかも美味い。

干物は買えばその場の七輪で焼いて食べられたりする。良い匂いの煙が漂ってきて、匂いだけでビールが進む。

カッピーゴーフレットはなんとカラー印刷だ。カッピーが鮮やかにプリントされていた。え、カッピーってなんだって?

今年のカツオまつりに合わせて生み出された勝浦が誇るゆるキャラ、それがカッピーなのだ!


干物をその場で焼いて食べられる。
カラー印刷されたカッピー。カラーて。

これがカッピーだ 

カッピーで検索すると志木市やその他のカッパキャラが出るが、勝浦のカッピーはカッパじゃなくてカツオがモチーフ。

なんでも今年の2月頃にデザインが決定して、急ピッチで着ぐるみを制作。今回が着ぐるみの地元初披露なのだそうな。すべてが今日のために準備されてきたのだ。勝浦市、マジで凄い。みんな本気すぎる。そりゃ4,500本のカツオも8時で売り切れるわ。


曲に合わせて軽快に踊るカッピー。可愛い。中身は市役所の人なんだとか。

カッピーのアップ。ちょっとインスマスを思わせる顔だ。イア!イア!


カッピー、横から見ると後頭部に尾びれがある。

「しんが」ライブで踊るカッピー

カッピーがなんで踊っているかというと、地元の住職とコックの二人組ユニット「しんが」のライブが行われていたのだ。やっぱりこの日のために作られた曲、「勝OH!ソング」と「勝浦カッピー踊り」が披露されていた。

コーラスやダンスも付いて、海をバックに歌って踊る。曲は「しんが」さんのブログで一部聴けるので是非聞いてみてください。「勝OH!ソング」は軽快で爽やかなJ-POP、「勝浦カッピー踊り」と合わせて聞くと勝浦に行きたくなります。

僧侶とコックの爆笑バラエティー「暴走悟り発見伝」

各回のラジオの最後の方で流れます。

「滑り台の様に見えるバイパスは〜」とか「夢の!カツオ!愛の一夜干し〜♪凍える両手は〜熱い担々麺で温めて〜♪」なんて歌詞はなんとも地元っぽく素敵だ。

「かっ!こらしごとだ!(あーあ、これは大変だ)」なんて感じで房総弁の合いの手が入るのも面白い。


男性二人組で、右が住職の佐々木教道さん、左がコックの村田智直さん。村田智直さんは茂原の人で、3月まで勝浦に店があったらしいけど今度茂原に移転するのだそうです。
子供たちのダンスも格好良かったよ。勝浦ってクォリティ高いなぁ。

CD売ってました。買えば良かったー!今度行ったら買う。

どうも、しんがのお二人は僕と年が近くて、村田さんは同学年で佐々木さんは一つ下らしい。

僕が行ってた高校と近い学校に行ってたそうなので、当時同じ電車に乗ってた事もあったりしたのかなーとか思った。っていうか、友達の友達くらいの縁ではあるはず。なんて、勝手に親近感をいただいたりして。

会場では「勝OH!ソング」と「勝浦カッピー踊り」が収録されたCDも売られていた。が、歩き回るのに荷物が増えるのを嫌って買わなかった。そしてそれを後悔してるので、今度房総に行ったら買おうと思います。



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