街はかわいいで溢れている
次の日、外に出ると晴れていた。やっと僕の日頃の行いのよさが出てきたのだろう。目玉をどんどん付けていこうとヤル気がめきめきと出てきた。いまなら東大くらいなら合格するのではないだろうかという自信もわく。いや、東大は落ちるだろうけれど。
外人風になった。50代くらいの昔ブイブイいわせていたダンディなおじさんといった感じだろうか。ブイブイという表現は些か古い気もするがブイブイの現代の表現の仕方が分からない。「ピース(V)ピース(V)」と書くと平和な感じもするがテレビ局のカメラを前にした子供のようになってしまう。
どんどん付けよう
目玉を付けていくとカエルに見えるものあった。いろいろなキャラクターが生まれて楽しい。また目玉のできが悪く焦点が合っていないようなキャラクターになった時は、キャプションに「〜ですぞ」とつければそれらしく感じるのは僕が自分に甘いからだろうか。
トイレの男女をあらわすピクトグラムにも貼ってみた。ピクトグラムには目玉は描かれていないので目玉を付けてあげるわけだ。どうやら意図していないが男のピクトグラムはエロいようだ。
急になんだか恥かしい
いろいろな物に目玉をつけているとどんどんと面白くなった。普段誰も見ていないと思い一人で歌って帰ったりした道に目玉があるのだ。急に恥かしい。視線が生まれるのだ。
待ち受けをもらいに行こう
エヴァのオープニング曲(TV版)を歌いながら待ち受けをもらいに行ったりもしていたが、もう歌いながら街を歩くのはやめようと思う。どこで見られているか分からない。恥かしい。
うなぎに冷やし麺と夏を感じるのぼりがはためいていた。そうか、もう夏か…と夏への期待と時の過ぎる速さにセンチメンタルを感じつつ待ち受けをもらうべくロッピーの前に立った。
クイズに正解しなければ待ち受けがもらえないが、先週「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のBlu-ray&DVDが発売されているのでそれを見れば答えられる、と言うには些か難しい問題だった。しかし今週で6週目なのでこのくらいの難易度の方が正解した時の達成感がある。
更なる高みを目指して
ローソンコラボ企画の原点に戻り工作に挑んだ今回は、難易度が低い工作だっただけに粗が目立たない工作になったと思う。もちろん僕の工作魂に火がついていたのもあるだろう。次回は更なる高難易度の工作を頑張ろうと思う。にしても、目玉をつけると何でもかわいくなる。僕にも目玉があるのにあんまりかわいくないのはなぜだろう。