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フェティッシュの火曜日
 
座席の埋まり方しらべ

山手線の駅ごとに見てみよう

また電車の座席にもどって、今度は駅ごとにどういうふうに席が埋まるかを見てみたいと思う。

山手線に乗ってると、池袋駅でいっせいに降りるなあとか、新大久保って誰も降りないなあとか思うのだけど、それをいっかい調べてみようと、そういうわけです。


これは上野あたり

最寄りの駒込から、山手線をぐるっと一周時計回りにしらべる(いまだに内回りとか外回りが結局どっちまわりなのか分かってません)。

日暮里あたりでいっかい席がすいたので、そこを起点にして、まとめた結果を図にしてみた。


山手線の座席の混み具合

この図の見かた

まず、横方向の7つのマスは7つの座席を表してます。濃い青は新たにお客さんが座った場合、薄い青は引きつづき座っている場合。空席は白いまま。

なので、東京駅では一人が新たに乗ってきて真ん中の席にすわり、左から3番目の席の人が降りてすぐ新しい人が座ったということになる。

 

図から分かること

1.やっぱり新大久保ではだれも降りないし、乗ってこない

新宿の隣駅なのにすごいなといつも思う。ただそういう傾向の駅は今回の調査でもいっぱいあって、大塚から田端まで、大崎から恵比寿まで同様なのだった。

ぼくも駒込に住むまでは「大塚から田端までってかったるいなー」と思ってましたが、いまでは超お気に入り区間になりましたよ(空いてて座れるから)。

2.乗り降りが激しいのはターミナル駅だ

色が濃くなってるところを見ると、上野、品川、渋谷、池袋といったところで、まあいわゆる乗り換え駅だ。こんなん調べるまでもなく分かっとるわいといったところか。

3.平均の乗車駅は6.5駅

山手線の駅は29駅なので、だいたい5分の一周くらい乗ってるってことだ。これも普段の感覚とだいたい一致してて、とくに驚きはないぞー。

 

ふだん感覚的に思ってることを、調べてみたら確かにそうだったという、そんな感じになりました。ぎゃふん。

座席と斥力

さてさて、はしっこが好き、とか、知らない人とは隣り合いたくないってのは、なんだか磁石の引力と斥力(反発しあう力)によく似ていると思う。

他人どうしには斥力が働いている。はしっこと人には引力がある。あと、親しい人どうしにも引力がある(=並んで座りたい)。座席空間にはそのような力学が働いているのだ。そのためにそこには順序だった着席が行われるという秩序が生まれる。座席力学と着席シーケンス。丸の内サディスティック。

いつもながら適当なことを言って終わります。


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