実際の座り方をみてみよう
東急東横線の渋谷駅にやってきた。
始発駅なので、急行列車に座ろうとしてホームには行列ができる。電車がやってきてドアが開くと座席はすぐに埋まってしまう。その様子を調べてみよう。
次が埋まるまでにはしばらく間があった。さっきの考え方だと3か5が来るはずだ。
果たして次は・・。
読みどおり!5番でした。
でもまあ、自分が座ることを考えてもほとんど無意識に3か5を選ぶことになると思う。
さて今1,5,7が埋まってる。
次はどう考えても3番の一択しかないだろう。
こうして、結果として一つおきに席が埋まった。ここから先は、間の席を適当な順番で埋めていくことになるんだろう。
個人的には真ん中はちょっと座りにくいので、2か6かなといったところ。
この後は2,4と埋まり、結果としてセンターは最後となった。
言葉でいうと、「奇数番号が外から埋まり、つぎに偶数番号が外から埋まる」となるだろうか。これがたぶん一つの定型なんだろう。
この後も10回ほど調べたけど、この定型から外れることはほとんどなかった。いくつか書き出すと、こんな感じ。
1→7→3→5→2→4→6 7→1→5→3→4→6→2 7→1→3→5→2→6→4
とくに最初に座る人がはしっこに座る割合はほとんど100%でびっくりした。みんなはしっこが好きなんだなあ。
まあ、ここまできれいに順番に埋まるのも、2−3−2に分かれるように縦に手すりを通した鉄道会社の意図通りなんだろう。
以前はこういう手すりがないせいで秩序があんまり生まれず、空席が生じてしまうことがよくあったらしい。きっと実験を繰り返してこういうふうに座席をデザインしたに違いないのだ。