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ロマンの木曜日
 
おおきなかぶのあの引っ張り方は有効なのか


借りてきた絵本の表紙が不穏な雰囲気。

おおきなカブという童話はかなり有名なのでほとんどの人が知ってると思う。

そしてそのカブの引っ張り方もだいぶ有名なはず。 おじいさんがおばあさんを引っ張って、おばあさんを孫が引っ張って・・・と ムカデ式に連なるやりかただ。

一人ずつカブを引っ張った方が良いんじゃないかと子供心に思ってたけど、 古くから言い伝えられてる物語である。ひょっとしたらものすごい力を発揮するのかもしれない。

年齢的にも子供よりはおじいさんに近づいたいま、あの引っ張り方が有効なのか試してみたいと思う。

小柳 健次郎



検証方法:カブになる

試すといっても童話のような超巨大なカブはこの世にない。 万一あったとしても、抜けなかったら有効かどうかどころでない。

そこで考えたのが自分がカブになり引っぱり力を測定するやり方である。


絵本とまるで合わない力強いアイテム登場。

この綱引きの先にカブ役の自分を結んであのムカデ式で引っ張ってもらい、 だんだん人を増やして引っ張り力が強まるかどうか身をもって検証しようと いう方法だ。


カブセッティング中。
カブでーす。

おじいさんがマッチョ

ここから物語に従っていくと、まず最初におじいさんが出てきて カブを引っ張っても抜けない、という展開だ。 童話の引っ張り方が有効かどうか検証するためにも まずおじいさん一人の引っ張り力を味わっておきたい。

そして物語中ではおじいさんが一番力があるだろうということで、 この日撮影のために集まった中で最もマッチョな編集部の安藤さんに おじいさん役をやってもらうことにした。


おじいさん。

絵本ではおじいさんがカブを引っ張るが抜けず、おばあさんの助けを呼ぶシーンです。
カブ、抜けました。

いきなり展開が違う

ここからカブが抜けず困ったおじいさんがおばあさんを呼び、 かの有名な人が人を引っ張る名シーンになる。

はずなのに、おじいさんがマッチョ過ぎ&カブ軽すぎなためあっさり 物語が終わってしまった。たぶん絵本だと4ページもない。

いきなり企画がマッチョパワーの前に破壊された。


そこでベンチを支えにしたらどうかという案が出た。人が多いとこういうとき助かります。
がんばれカブ!と絵本とは真逆の状態。

でもやっぱりダメだったカブ。

全滅するカブ

いくらなんでも安藤さんでは無理がある。 そこでこの日集まっていた他のライター陣にもおじいさん役をやってもらってみた。

そしたら全滅だった。


土曜担当ライターの地主おじいさんVSカブ。
近づくカブ。

木曜担当ライターの加藤おじいさんVSカブ。
網にかかった魚のようになるカブ。

今日からちゃんと食事をして体重を増やそうとカブは思いましたとさ。

絵本だとここで終わりですが、記事はまだ続きます。


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