男のワンダーランド城
つづいて、埼玉県の大宮駅からちょっと歩いたところでお城を発見しました。
その名もズバリ「大宮城」! ……そのまんまですね。
かつて駿河国(今の静岡県富士宮市)に大宮城というリアルお城があったらしいんですが、それとは一切関係ないと思います。
まあでも看板にバーンと「大宮城」って書かれているんだからお城には違いないでしょう。その看板がピンクに光っているというところに一抹の不安はありますが……。
はい、こちらが「大宮城」!
う、ううーん……。無計画な増築を繰り返して建てられた感じの、なんとも奇妙な形をしています。でも、まあお城ですよね、コレは。間違いない。
横から見ると、普通のビルをかなりの力業で改造し、お城にしてしまったというのが感じられます。
ビルの裏側には全然関係のない他のテナントが入っていたりして……ホント、すっごい複雑な構造になってるんですよ。
ところで、この「大宮城」ですが、要はなんの建物なのかというと……。
いわゆる成人男性のためのワンダーランドといいますか、特殊なお風呂屋さんといいますか……。まあ、アレ系のウッフンフンなお店ですね。
しかしこの大宮城、なんと昭和49年頃から営業しているらしく、建物がほどよく老朽化してきていて、さっきのお菓子屋さんとは違う意味で、変な重厚感が出てきているのが面白いところです。
ただ単に汚れてるだけなんでしょうけど、見る角度によってはそれっぽく見えちゃうんですよね。
さらにお城の脇には人工の滝が! ……水は一滴も流れていませんでしたが。
どういう意図があってお城の形にしてしまったのかは分かりませんけど、そんな「とにかくどんどんゴージャスにしろ! ガッハッハ!」みたいな考え方も嫌いじゃないです。
まあこの手のお店って見た目のインパクトも重要なんでしょうからね。
大宮城の近くにも、神殿風(?)のこんなお店や。
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「古城」と名付けられた、西洋風のお城……といえなくもないお店など、変わった形のお店がいっぱいありました。