今日は3月31日。2009年度も今日で終わりということで、ある意味大晦日。年度末オブ年度末である。
今年度の反省を込めて、粘土で松を作ってみることにした。年度末なので粘土松。ダジャレである。
年度末なので粘土で松を作る。これが僕の2009年度の到達点である。到達点低すぎ!と我ながら思う。が、思いついてしまったのだから仕方がない。
(藤原 浩一)
枯れた技術紙粘土
思い立ったが吉日、さっそく粘土を購入する。高級な粘土でもいいのだが、最終的に外側を絵の具で塗ってしまうつもりだったので、紙粘土にした。使い慣れた素材が一番いい。
色とりどりの紙粘土が売られていたが、結局色を塗るので白い紙粘土を買った。
勇気を出して!設計図を作る!
おそらく今までの僕であったら、買ってきた粘土を早速こねて、にゅるにゅるぺちぺちと松の制作に取りかかっただろう。そして「なんじゃこりゃ」というものが完成。やがて悲しみだけが広がる。だがそれも今年度で終わりにしよう。
その第一歩として、図書館で盆栽の本を借りてきた。これを参考にしつつ設計図というか、完成予想を描画する準備をするのだ。完成の目処も付けずに作り出す僕とは今年度でおさらばだ。
本を眺めると、松にもいろいろ種類がある上に同じ種類の松でも形や雰囲気がぜんぜん違うことがわかった。要するに割といい加減に予想図を描いても「そんな松はありえない!」ということはなさそう…。たぶん。
マツの写真のうちの一枚を参考にしながらデザインしたのがこれ。模様木風にしてみた。
一度絵に描くことによって、サイズや角度が頭に入る。カンニングペーパーを作ることが一番暗記に役立つみたいな感じだ。作っている時にこの完成予想図を忘れないようにしたい。
外骨格より内骨格
完成予想図を作ったところで、粘土で松を作り始めたい。粘土の出番はまだ。丁寧に作ろう。骨組みを入れる。
紙粘土だけで作ると強度が足りないと思うのだ。後で強度が足りないことに気がついて、外側から補強すると、とたんに見た目が悪くなる。というわけで今回は前もって内側に針金を入れた。
丁寧に作るといいものができそう気がしてくる。骨組みなしでこれをやったら、もっとクニャっとしてしまうと思うのだ。今年の年度末を飾る粘土松、いい出来を期待していいのだろうか。