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はっけんの水曜日
 
年度末だし粘土松を作ろう

松の葉地獄


松の幹はできた

そんなこんなで幹というか枝の部分は完成した。海産物っぽい生々しさがあるのはなぜだろう。

続いて松の葉の部分を作ろうと思う。松の葉は細長いので、あまりボリューム感がでない。なのでたくさん作らないといけないから大変だ。

紙粘土をちょいとつまんでコロコロ伸ばし…という作業を延々と続けるわけだ。


ちょいとつまんで
コロコローっ小指が立っちゃいます

最初は手で伸ばそうとしたのだが、どうも上手くいかない。針のように補足しようとすると、指の当たる部分と当たらない部分で太さに差がでてしまう。

そこで目に留まったのが、ティッシュの箱。この箱の底を使ってコロコロ〜と転がすと、ちょうどいい感じの細さになるのだ。深夜3時過ぎに発見したどうでもいい事実である。

もしいつか、紙粘土で松の葉のようなものを作らされる刑に処されたときには看守さんにティッシュの箱を恵んでもらうことにしよう。

松の葉はいくら作っても数が増えず、ひょいコロひょいコロやり続けているうちに意識が遠のく、なんてことが何度かあった。


発見!ティッシュの箱を使うと…
なにも考えなくてもこのようになる裏技!

今俺は松の葉マシーンになっている…!
世界の終わり

 

着色と接着

果てしない松の葉づくりの刑も終わって、ようやく形が見えてくる。こうなると失いかけていた意識も帰ってきて、着色の作業にも気合が入る。

終わりが見えてくるところになって再度気合が入る、というこの感覚は今年度も何度かあった。粘土松づくりで味わう年度末である。


夜明けは近い
気合も入る(けど眠くもある)

木の幹は色の濃淡を変えて何度か塗ってみた。すこしでもいいものができれば、その分喜びも増すであろう。

松の葉も一本一本丁寧に着色した。白っぽい針のようなものに緑をのせていくと、ネギのような植物っぽさがでてくる。農産物じゃないけど、ひとつずつ手間暇をかけていくと「私が作りました」というシールでも貼りたい気分になってくる。


私が作りました

色を塗ったあとは少し置いて絵の具を乾かした。この時間に寝てしまいそうだったが、あと一息なので頑張る。寝て、目が覚めてこれを見たらまた別の何かダメなものに見えたら困るし。

葉っぱを接着剤で一本一本つけていこうとするものの、なかなか付かない。接着面が小さすぎるのだ。

進退窮まったと思って投げ出しそうになった(物理的に)が、はじめに葉っぱ同士をくっつけて、それを枝につけるというやり方を思いついて、なんとかすることができた。


ちょっとイライラしたけど「あとすこしあとすこし」を合言葉に頑張る
上から辞書でバーンって潰したら気持ちいいだろうな…とか思った

 

ようやく完成


ちゃんと作ったのにどういうわけか3DCGっぽく見えなくもない粘土松

なんとか気合を保ったまま作業を貫くことができてた。鉢に入れて完成。

粘土で作った松…だろうか? 葉っぱの色が鮮やか過ぎたのか、ヤシの木っぽくも見える。さらにはカメラを通してみると全体としてなぜかCGのようでもある。

ふしぎ。

まとめ

ということで年度末に粘土でできた松を作ることで、年度を締めくくることとしたい。これが僕の今年度の象徴とも言えるだろうか。残念ながら完成度はそこまで高くない。

来年度から!来年度からがんばります!

私が作りました(やはり合成に見える)

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