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フェティッシュの火曜日
 
ヒューマンビートボックス超入門

ヒューマンビートボックス入門講座

取材当日、お会いして1発目にさっきの見本を見せてもらったのだが、この時点でもう圧倒的すぎて何が何だかわからない。

最初にいろいろ話も聞こうと思っていたのだが、どこから手をつけていいのやらわからなくなった。インタビューはとりやめにして、まずレッスンをお願いすることに。


これ習うためにライターが4人も集まりました。(右奥から大北さん、大坪さん、KAZさんを挟んで僕、そして写真取ってるのが安藤さん)

まずは、KAZさんに教わったことそのまま、音の出し方を一音ずつ紹介していこう。もし自室でひとりで読んでる方はマネしてみてください。会社で読んでる方はここをクリックして、自宅にメールしておきましょう。あとでゆっくり練習できるように。


キック(バスドラム)

ドラムセットだと、足下のペダルを踏んで慣らすでっかいタイコ。

やり方

・唇をゆるく閉めたまま、空気を押し出して破裂させる

・低い音が出るように、唇は力を抜いて

・低い音で「オッ」「ウッ」、とか声を足してバリエーションをつける


スネア

ドラムセットの一番手前にあるタイコ。

やり方

・唇を締めて、キックとおなじ要領で空気を破裂させる

・高い音になるように、唇は固く締めて。梅干し食べる感じで。キックとの違いを意識して。

・さらに、息を吐いて英語の「th」の音をまぜると、スネアベルト(ドラムの裏に付いてるバネみたいなやつ)の音も出せる

・文字にすると「プth」って感じ

 


ハイハット

ドラムセットの横に立ててある、二つ重ね合わせたシンバル。ペダルが付いてて、オープンとかクローズとかいくつかの音が出る。

やり方

・「ツ」「チー」で。

・かるく咳をするように、のどを詰めて空気を溜めてから音を出すと強い音が出て、それっぽい。


ちなみにヒューマンビートボックスの動画はネット上にもたくさんあるんだけど、みんなマイク持ってるのでこうやって口元が見えてる動画は意外とレア。けっこう貴重な資料では、と思います。

そしてこの3つができると、基本のビートができるようになる。


カタカナで書くと、「ブ・ツ・プth・ツ・ブ・ツ・プth・ツ」。


何がいいって、3つの音を覚えるだけで、もう音楽ができるのがいい。こういう、すぐできた気になれる技術は大好きです!

ここまで、一通りの説明が終わると、いよいよライター陣の番。


はじめてのヒューマンビートボックス


どうですかこれ。人生80年に例えると、はいはいくらいは始めた感じじゃないですか!?まだオムツとれてないけど。

息を強く吸ったり吐いたりするので、出すつもりのない声が出てしまう。それが「ヒッ」とか「ふぇっ」みたいな微妙な声だったりして、なんとも恥ずかしい。初心者のヒューマンビートボックスは、恥ずかしさとの戦いであると心得た。

そんなまだあんよもできない我々ですが、KAZさんには「だいたいできてると思います」とのコメントをもらった。KAZさんみたいないい音を出すには口や横隔膜の筋肉も必要なので、最初はここまでできれば上出来、とのこと!

 

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