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ひらめきの月曜日
 
1人箱根駅伝 何歩走ればゴール出来るのか?

第4区 平塚中継所-小田原中継所 18.5km

平塚中継所を出て少し海沿いを進んだら、大磯駅付近で曲がり海と平行して続く道に入ります。

この辺りで孫を自転車の前カゴに乗せて走るおじいさんに声をかけられる。どこまで行くのか尋ねられたから、箱根までと答えると「ああ、箱根。けど、まだ小田原まで結構遠いからねえ」と返される。

更に、大手町から走ってきた事を告げると「ああ、箱根駅伝か。けど、小田原まではまだ結構あるからねえ。」と、なぜか小田原までの遠さを強調される。そこまで遠くは無いと思う位置だったが?はて?


並木が続きます。車道は平坦ですが、歩道は高さがあってアップダウンも多い。
西湘バイパスの向こうは海。

川沿いには菜の花も咲き乱れる。
箱根もかなり近づきました。

大磯駅あたりから海と平行して走る道に入ると、東海道の古い景色が残っています。趣があってなかなかいい。けど、歩道の上下が多くて途中で嫌になる。


小田原中継所前の梅干屋。箱根駅伝中継の際に良く映るらしい。

そして、小田原市内に入ってしばらく走れば小田原中継所に到着です。早速タスキの受け渡し。

第4区走者、馬場選手から・・・

第5区走者、馬場で選手にタスキが渡りましたよ・・・

この辺りに来ると、だんだん撮影が面倒になってきたのと、疲れてきたので映像の数もグッと減ります。タスキ中継の映像もおざなりになってくる。

もっとも、小田原中継所はかなり都市部にありまして、昼間だったから人通りも多い。不審者と思われる前にサッサと撮影を済ませてゴールを目指します。


96026歩。10万歩越えは間近。

ここまでの歩数は96026歩。確実に10万歩は超えます。この後の山越えでは走るのは無理なので歩数が伸びそうです。ゴールではいったい幾つになるのか!

 

第5区 小田原中継所-芦ノ湖湖畔 23.4km。箱根の山は厳しすぎ!

小田原中継所を出て箱根湯元駅前までは、一部迂回路を通るため細い山道のようなところがありますが、大体は比較的平坦な歩道。しかし、その後からくる箱根の山はもはや走るコースではありません。普通に登山です。


車道しかない道を迂回するのでこんな道を通ることになる。
箱根湯本駅が見えてくる。3連休初日で駅前は大渋滞でした。

ここまで来ると足も痛んでくるので歩きが多くなります。足が痛んで無くてもとても走れる坂ではない。箱根駅伝の選手は凄いですね。あんな速さでこの坂を登っていくなんて。特殊なモーターでも足に仕込んでいるとしか思えない。


大平台のヘアピンカーブを通過。
歩いて登っているだけでも辛くなってくるのでこんな感じになります。

各地で被害が出た強風に悩まされながら進むこと2時間近く。ようやく頂上に到着です。後は下るだけ。そして芦ノ湖湖畔沿いを走り、大きな鳥居が見えたらゴールはもう直ぐ。


やっと最高地点。風で近くの木がボキボキと折れていた。箱根に迎えに来てくれた友人とここですれ違う。
この鳥居を越えて駅伝広場を曲がるとそこがゴール。

大手町をスタートして約19時間。やっとゴールです。ゴールシーンは動画でどうぞ。



友人の用意してくれたゴールテープを切って1人箱根駅伝ゴール!もちろん往路優勝。1人だから。

そして、歩数計の結果はいかに!


128642歩!

結果出ました!

箱根駅伝のコースを1人で走ると、その歩数は128642歩になる!

以上、調査終了。

駅伝は1人でやらない方がいい

今回はこんな結果となりましたが、元々歩数計は走る振動に対応していないため、数字はあまり正確とは言えません。それに、歩幅もその時により違えば、中継所で撮影のためウロウロしていたので波があります。ある程度の目安と思ってください。誰もそれを目安に走る人はいないと思いますが。

いずれにしろ、1人で駅伝はするものじゃないですね。1人、1人つないでいくからそのタスキに重みが出てくる。1人だけではただの紐。実は今回の1人箱根駅伝は4月末に出る、名古屋から金沢までの270kmを走るマラソンの足慣らしも兼ねていました。その時は普通に走ります。1人駅伝はもういい。

走り終わって風呂上りに飲むビールは世界一旨い。きっといけない薬が入っているに違いない。

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