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ちしきの金曜日
 
くぐれ!たいやきくん

で、なにがどうたいやきくんなのか

さて、そろそろみなさん「で、どこかどうたいやきくんなのか」と訝しく思っていることだろう。

実は、今回手こぎボートで遡上した折り返し地点である一ノ橋ジャンクション、ご存じのようにちょうすてきなジャンクションなわけですが。

360度ぐるりと見回した一ノ橋ジャンクションの全貌。いわゆる「ジャンクションの開き」である。いままではこうやって地上から見るしかなかった。それが!ついに!(より大きな画像を見たいというジャンキーはこちら。かなりでかいので注意(横8000ピクセルあります))

ここもいちどはうっとりと水面から見上げてみたいと思っていた場所。約束の地。

しかしいままでは地上から見るしかなかった。それがこんかい、ついに水面から鑑賞することができたのだ。

なんというしあわせ。


古川から一ノ橋ジャンクションへ突入!レイアウトと画面の大きさを無視した画像の大きさでぼくの興奮を察していただきたい。

例によって動悸あふるる動画でもくぐったようすを。



しあわせ。ちょうしあわせ。しあわせすぎて、なんだかこわい。一ノ橋ジャンクションを水面から見上げる日が来るとは。お父さん、お母さん、ありがとう。

地上からアクセスする場合は最寄り駅は麻布十番。なんか、こう、以前から"業界人御用達"みたいなしゃらくさい雰囲気が好きになれなかったこの麻布十番だが(←千葉人のひがみ)、この一ノ橋ジャンクションを擁すると知って、そのイメージは大きくかわった。こんなにすてきなジャンクションを見て暮らしている町の人々なら、きっといい人たちに違いない。


浪花屋総本店というたいやきやさんだそうです。

で、なにがどうたいやきくんなのかというと。

ここ麻布十番に、「およげ!たいやきくん」のモデルとなった、というたいやき屋さんがあるのだ。そのたいやきを、水上のぼくらにボート・ピープル・アソシエーションのメンバーの方が届けてくれたのだ。


そこでたいやきを買ってくれたBPAメンバーの方がやおら岸に登場

パドルを巧みに使ってうけとる。ありがとう!

おいしかった。水上でたいやき。なかなかない。

で、思った。麻布十番のたいやき屋さんから「たいやきくん」が逃げ出したのだとすると、彼はこの古川をおよいで海へ向かったことになる。

この往年の名曲の中で、カンチレバーの首都高や浜崎橋ジャンクションについて歌われていないのは不思議というしかないが、それは彼が逃げるのに夢中だったからなのだろう。


そして、今回、ぼくらの手によって同じ古川をくだったたいやきくんだが、海を見る前にあえなく食されることとなってしまった。なんだか、すまん。


で、1ページ目冒頭の動画に出てきた河口にある水門のけったいな絵、あれはもしかしてたいやきくんの絵か?!

今後もボート・ピープル・アソシエーションの催しありますよ!

結果的にジャンクションクルージングとなりはてた今回の古川の体験。ほんとうに楽しかった。「江戸は水の街だった」なんて言葉をよく聞くが、いまの東京だって水の街だ。ただみんなが興味なくしているだけだ。もっとこういう機械があるといいと思う。

で、さっそくあさって2010年3月22日(月・祝)に彼らが船を出します。こんどもすごい!東京湾と水路を縦横無尽に往き来するコースが各種とりそろえられてます。興味ある方はぜひ!詳しくはこちら

ぼくももちろんいきますよ!

そしてやっぱり、船に乗っていると地上のみんなが手を振ってくれる。

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