酔いどれのくせに
最初に具ポイントに到着したのは安藤・北村チーム。
獲得ミッションはイナバウア(後ろに大きく反る動き)15回。システムテストの段階で、判定がシビアで難しいと評判だった動作だ。
プレーヤーはこの時点で既にベロベロに酔ってる北村さん。「イナバウア行きます!」って言って最初のひと反りで、あまりの動きのぐんにゃりさに会場から「えー」という大ブーイング。動きに合わせて「いーち、にーい」と上がっていた声援も、回数を重ねるごとにだんだん弱くなっていく。
しかし…!
フタを開けてみたらなんと、ミッション大成功。それどころか獲得した具は、本イベント最大の目玉「カニ」。
このカニを買い付けてきた工藤さんに感情移入せざるをえない結果である。苦労して北海道まで行って買ってきたカニ、まさかいきなり酔っぱらいに取られるとは…。
問題児の旅立ち
最初から波乱ぶくみの展開。しかしまだカニはもう1チーム分ある。工藤・石原チーム、がんばれ!
というところで中継が入ったのは工藤チームではなく、べつやく・地主チーム。ミッションはスクワット30回。会場ではチームのお客さんたちが固唾を呑んで見守っている。
子供のお母さんも、まさかこのおばけみたいな手の屈伸運動、大勢の観客にカニを食べさせるためにやってるとは思うまい。あなたが子供のためにがんばっているのと同じくらい、彼女もカルカルで待つお客さんのためにがんばっているんです。
といっても不審者には変わりはないのですが。そして結果は。
失敗である。携帯はあのお化けみたいなスクワットを、スクワットとは認めなかった。
失敗するとペナルティ。チーム全員、菜箸で食べてもらいます
挑戦初会にして早くも暗雲立ち込めるべつやくチーム。この後、悪い予感は的中します。
鍋物探検家、現る
最後に中継がつながったのが工藤・石原チーム。
もうカニが出たことを伝えると驚く工藤さん。しかしこっちはこっちで驚いた。二人がいる場所が、川の畔みたいな、妙にロマンチックな場所なのだ。対岸に光るイルミネーション。30代男、2人。ロマンスの行方は、はたしてDJオズマ(手を広げて左右に揺れる動き)30回であった。
ここで異常にキレのある動きを見せる石原道場主。これが酔拳か
対岸の夜景にとけ込むように、両手両足に装着したルミカが瞬く。司会の林さんが興奮して「綺麗ですよ!ものすごく綺麗です!」と声を上げる。そして何の危うさもなくミッション成功。具の中身は…。
ザ・チャレンジ
今回のイベント、闇鍋の闇鍋たるゆえんである、チャレンジメニューが初登場。
ここでルールを説明しよう。会場には5つの箱が置かれ、この中に「ちょっと普通は鍋に入れない」具が5種類入っている。この中からひとつを選んで、鍋に投入することになるのだ。
石原さんが選んだのは3番。中身は
オワー!
悲鳴だか歓声だかわからない叫び声が上がる会場、唯一言葉になっていたのは司会の横山さんの「なんだこの絵…」。たぶん会場の誰もが初めて見る絵だったと思う。
早くも序列がつき始めた
こんな具合で闇鍋は進んでいく。ひとまず、いままでの結果をまとめるとこうだ。
早くも序列のつき始めた感のある3チーム。
ちょっとコラムを挟んで、次のページで戦いは中盤戦に入ります。
コラム:リハーサル風景写真館
イベント前々日の昼間、現地にてシステムテストとルール説明をかねたリハーサルが行われた。そのときのようす写真館です。
ひとり取り残されて、延々イナバウアやらされる林さん。「こんな体育の時間みたいな気持ちになるとは」
工藤さんが編み出した、いんちきスクワット。ヒザを30度くらいしか曲げない。「体育の時間にこういう腕立てやってる奴いたわ」(林) 林さんの体育に対する執着、すごい
海沿いの公園にて揺れる3人。不審を通り越してミステリアス。ムーミンの登場人物で言うとニョロニョロ
ここからはITに弱い横山店長シリーズです。背中に携帯を装着したとたんにガチッと全身固まって動かなくなる横山さん。なにに緊張してるの
はずすと自然体。なんかのスイッチか
「えっ、具埋めたって、どうやって埋めたの!?」
「よし、みんなでイナバウアの練習しよう。」(IT関係ないけど良いセリフ)