忙しくて時間がない時、まずおざなりになってしまうのが食事である。次にトイレ。パソコンに向かってハンバーガーをかじりながら尿意をがまんする。そんな毎日の繰り返しだ。そんなことで良いのだろうか? 食べたことすら忘れてしまうような食事はきっと栄養にならないし、トイレを我慢するのは体に悪いとタクシーの運転手さんから聞いた。「おしっこを我慢し過ぎるとアンタ、年取ってから前立腺やられるよ!」と。若いうちはまだ良いらしい。忙しさにかまけて食事やトイレをいい加減にこなしていると、年を重ねた後にダメージがやってくるのだ。忙しいからと言って心を亡くしちゃダメ!絶対。先日40才になって、つくづくそんなことを考えた。
しかし、コンビニやファーストフード中心の食生活を一気に変えることは難しい。僕に料理の才能があって、ちょっとした時間の隙間を縫ってチャチャっと食事を作ったり出来れば、状況はかなり変わってくるだろう。でも、僕は料理が出来ない。時間の隙間を縫って出前を頼むことくらいしか出来ないのだ。
そんな僕に朗報が届いた。友人の知人に「簡単スピード料理」というレシピを考案している人物がいるというのだ。フードコーディネーターの野口英世さんだ。最近、野口英世さんのスピード料理を1冊にまとめた本も出版されたという。
是非、スピード料理を自分のものにしたい。
友人にお願いして野口英世さんから直々にスピード料理を教わる機会をいただいた。
それにしても、野口英世さんというお名前が気にかかる。
(text by 住 正徳) |