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フェティッシュの火曜日
 
未来の新・函館駅の今

車両基地建設予定地へ

せっかくなので駅に説明のあった車両基地建設予定地へも脚を伸ばすことにした。


総合車両基地建設予定地の図

左上に小さく四角で囲まれたところが渡島大野駅で、そこから右に向かって斜めに走る青い点線が現在ある線路(函館本線)だ。それに対して赤い実線で描かれた左下へと伸びる線が、今後つくられる予定の新幹線の線路である。
中央のほぼ三角形で囲まれた車両基地建設予定地へ向かってみたい。


駅へのメインストリート上

むかし自転車で何度もコケた道を歩く。テストの日に2本早い列車でと思い、気合いを入れて早起きし自転車をとばした結果、すっ転んでびしょ濡れになり、半泣きで家に帰ったこともあった。

さて、飽きるほどの雪原をみながら現地へと着いたわけだが、


結果あったのはやはり雪原でした

雪が積もってわかりにくいのだが、実は盛土がしてあり、若干の進捗はみられた。ただ、何らかの建造物ができているのかといえば、まだ何もできてはいない。


未来の車両基地の現在

 

そば屋へ

駅前に戻ったぼくは、駅の近隣に住む人に話をききたいと思った。


 

駅から100mもない場所に一軒のそば屋が。学生の頃は店があること自体まったく気づいていなかった。ここで話をきけるかもしれない。
午後2時をまわり、昼食には遅い時間だったが、店内には何組かのお客さんがいて、繁盛しているようだった。



寒さに固まった手先が緩んでくる。熱いそばを頼んだ。折しもこの日は大晦日、明るいうちに年越しそばというわけだ。

待つことしばし、そばが運ばれてきた。


年の瀬のたぬきそば

北斗市のこのあたり(旧大野町)は米がとれるので、特にそばが名物というわけでもないのだが、きけば函館市内から食べにくるお客さんもいたりするとのこと。寒さもあって余計においしく感じる。


 

会計を済ませ、新幹線が通ってこのあたりはどうなるのかきいてみると、お店はギリギリのところで工事にひっかからず、そのままとのことだった。
駅に近い中では、既に引っ越してしまった家も何軒かあるとのことだったが、今後どのように駅の建設が進むかについて、具体的な情報は届いていないという。

2015年ときいたときには、「あとたった5年で」と思ったが、こうして駅のまわりを歩いてみると、まだまだ先の出来事のように感じた。


東京−青森間が今年中には運行を開始し、いよいよ北海道新幹線開通が目の前に迫ってきたかと思いきや、現地をみればまだ蜃気楼のようにおぼろげなものだった。
それでも少しずつ変わってゆくであろう町の姿を、今こうして写真におさめられたのは、よかったと思う。

こうしてみるとオモチャのような在来線

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