おあずけ状態
続いては東京タワーの真向かいにある金地禅院を訪ねた。 墓地の中に如意輪観音を発見。 僕はこの如意輪観音が石仏の中で一番好きだ。 パソコンの壁紙にしているくらいである。 だがしかし、この如意輪観音は前掛けをしていて、全身を見ることができない。 うむ、残念。
境内にはほかにもお地蔵さん六体(お地蔵さんは6人組が多い)など、いくつか石仏があった。 そのひとつが下の写真。 「開いていないつぼみの花を持っているのは聖観音」と聞いたことがあるのでそうなのだろうか、細い線で彫られた表情が凛としている。
深川に移動
続いては東京の東の方へ移動し、深川という、下町のあたりにやってきた。 この周辺は関東大震災と空襲の被害を大きく受けていながら、石仏が多く残っているというのだ。
脱線
まずは富岡八幡宮という大きな神社を訪れた。 特に見たい石仏があったわけではないが、大きい神社なので何かあるのではないかと思ってやってきたのだが、境内に足を踏み入れると本殿の前に人だかりができていた。
誰か有名人がやってくるのか(場所柄的にお相撲さんとか)と思って僕も人混みの中で待っていると、火消し姿の人たちがやってきた。
さすまた乗り奉納というのだろうか。 テレビではしご乗りの出初め式を見たことはあったが、生で見るのははじめてだ。 さすまたの細い金具の上で技を披露する。 いやすごい。これはすごいなあ。
石仏を見るの忘れた
偶然にいいものを見た。来年も来たい。 今度はちゃんといい場所を確保して、横から撮影しよう。 と思いながら富岡八幡をあとにした。 あ、石仏見てないや。 さすまた乗りの出初め式も江戸時代からある文化で、石仏も多くは江戸時代の物だ。 どちらも現代に残る歴史遺産だからまあいいか、といいわけをしながら次の石仏を見に行こう。
震災戦災にあった石仏
続いては、交差点の角にある石仏。 宣明院というお寺の敷地に、道路に面してお堂があり、その中に上行菩薩がまつられている。 この仏像は関東大震災と東京大空襲の被害にあい、大きく損傷してしまった物を戦後修復したのだそうだ。 散歩の途中に気軽に参拝できる石仏がある、この地域の人がうらやましい。
首の傷が痛々しい