当サイト編集部の安藤さんに「学会って、オマケいっぱいもらえませんか?」と言ったら、「わかります! 両手いっぱいになりますよね!」と返ってきた。安藤さんも僕と同じ理系なのだ。 理系以外の方には分からないかもしれないが、理系の学会は、とにかくいっぱいオマケがもらえる。 そこで読者の皆さんにそのことを伝えるため、日本最大の学会のひとつ「日本分子生物学会」に手ぶらで乗り込んできた。 その成果はいかに!?
(加藤まさゆき)
学会では意外なことも行われている
学会、と聞くとみなさんはどのようなものをイメージされるだろうか? 僕の想像では、教授とか偉そうな人が、大勢の聴衆を前に喋っている姿、いわば……
みたいなものが想像されるのではないだろうか。
オーケー、それは正しい。 たしかにこのワークショップ、いわゆる口頭発表はほとんどの学会で行われている。が、学会ではもう少し別なことも行われている。例えばこんなのもある。
手前のせいろは、蒸したて肉まん。
親子休憩室。おもちゃいっぱいある。
今日はその紹介も含めて、昨年の12月中旬に横浜で行われていた「日本分子生物学会」に行ってきた話をしようと思う。
会場はパシフィコ横浜。
めっちゃ大きい学会です
この学会は、日本で行われる学会としては最大級のもので、今年はパシフィコ横浜を4日間借り切って大々的に開催された。参加者数は1万人を越え、発表件数は6000件近い。通称「ブンセイ」と呼ばれ、生物学関係者で知らない者は無く、年に一回の「生物学の大祭典」と言ってもいいイベントなのである。
口頭発表の会場だけで15会場もある!
注目度の高い発表には、ものすごい人だかり!(部屋の中に入れず)
学会というホコリ臭いイメージを吹き飛ばすものすごい熱気と人。開催期間中は、周辺のホテルも予約でいっぱいになる。 なので会場内1万人の食欲を満たすために、先述のようにお弁当・ラーメン・肉まん他、いろいろなフードが会場内で売っているし、親子休憩室や授乳室まで完備してある。
ビール・チューハイまで販売していた。
ほとんど「フェス」と言ってもいいかもしれない。今日はその生物学フェスに、ある目的のために乗り込んできた。 その目的とは、「オマケ」をもらいまくることである。
生まれて初めてつけたプレス章! 次ページに続きますよ!