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ロマンの木曜日
 
新年一般参賀に行って来た

徐々に見えてくる江戸城のなごり

今さらではあるけれど、東京駅方面から皇居入り口、そして参賀の場所に向かうまでの道のりをおさらいしてみましょうか。そういえばこんな地図の写真も撮ったな、ということを思い出したので。


こういう親切な看板もあります。


オレンジ文字&矢印はライターの追加ですよ。


東京駅から前ページで書いた馬がいるあたりまで10分弱、そこからテレビでおなじみの参賀の場所(宮殿前)まで混み具合によりますがだいたい20分程度でしょうか。砂利道をずんずん歩いていきます。

皇居周辺は東京の他の場所では味わえない空の広さと緑が心地がいい。それに加えて、車が少ないといわれる年末年始の東京はちょっとだけ空気が澄んだようにも思える。その雰囲気がいいんですよ、1月2日。


広々とした通路をてくてくと。


ちなみに参賀客はどんな人が多いか?と聞かれれば、ひとことで言えば普通の家族。それもすごく高齢かというと、そうでもない。自分もそうだけど何となく来てるうちに恒例になった、という人も多いのかも。別に「恒例」と「高齢」はかけてません、念のため。

それと意外と多いのは外国人。最初に書いたとおり、正月に日本に来て知ってたら行くよね、そりゃ。数年前には学ランを着てビジュアル系バンドの写真を貼り付けたバッグを持った若い外国人なんかも見かけたなあ。その一方で見るからに「右っぽい人」はあまり見かけません。


海外のお客さん向けに英語表示も多いです。


ちなみにベビーカー連れは優先されます。豆知識。


通路の周囲はやはり警察官が多め。この日が初仕事とか、東京以外から集められた人なんかもいるんだろうなあ。ずんずん前に進められるので、立ち止まってじっくり写真撮るほどの余裕はなし。ということで結構あわあわ撮ってますよ。

もしいちいち写真撮影OKしてたら記念撮影のメッカになって大混雑スポットも多いもんなあ。たとえばこの上の正門前。扉も重厚なら左右のランプも重々しい。


前に進まされつつも皆カメラで正門撮りまくります。


言わずともアガる、江戸城に入る!感。


ランプの根本は分かりづらいけどライオン印。


ちなみに宮殿前への道は警察の方に見守られながら歩いてくわけだけど、ただ無音ではない。あちらこちらにスピーカーが置かれ、『春の海』などの新春ミュージックが終始流れてる。日本晴れな天気もあって、さらにふんわり穏やか気分に。


随所に配置されてます。宮内庁音響部とかあるんだろうか。


さきほどの正門を越えると江戸城の面影を残す伏見櫓、そしてあのテレビで見た宮殿が見えてくる。観光地といっても東京タワーとは違う、城といっても大阪城とも違う「おおー」という昂揚が何年見ても沸いてきます、このあたりに来ると。


江戸城を今に伝える櫓ですよ。


その脇の石垣の合間をくぐると…


おお、あのテレビで見たあそこだ!


テレビで見た+広いという相乗効果による盛り上がり。さらに先のスピーカーからは「○分頃お出ましになります」という声が。高揚感あおるなあ。別にあおってるわけじゃないだろうけど。


文体は軽いですが、城壁とか重々しいんだから。歴史刻みまくり。

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