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はっけんの水曜日
 
猫を愛でる人々

これも「猫よりかわいい」と思ったご婦人のようす。
旦那さんが「もういこうよ」と言っているのだが・・・。

「ちょっと待って、猫ちゃんよ」「眠そうだよ、その猫。いこうよ」

「ちょっと待ってよ。さわりたいわよ」
「あららー、猫ちゃん〜」

猫の前では大人も子供も境界がない。「猫欲」は人間の本能的なものなのかもしれない。
私は上の写真だけで飯が3杯食える。それくらい猫を愛でる人の姿はよいものだ。

 

ファニーマーク

例の人気猫がいる場所に行ってみる。遠くからでも、すでにヤツがいるのがわかる。


交通の妨げになってるじゃないか。

相変わらずのふてぶてしさ。

ちょっといい柄してるからって、なあ。

いい気になりやがって

さわられても反応がないか、しつこくさわると威嚇するくせに、ずっとここにいるのだ。自分の人気を知っての事なのだろう。


さわらない人はいない。
デートは猫のいる所いくべきだとおもう。

「さわりたーい」とごねる子供。
だっこしてさわらせると、しっぽを掴んでしまった。

「なにしよんねんゴルァ!」
「ゆっくり昼寝もできひんがな」

なら違う場所いけばいいのに。ほんとうに何を考えているのかわからないファニーマークなのであった。

幸せの絵はいたるところに

猫がポっと現れると、そこに歓声と笑いが起きる。
昼間でも凍えるような寒さの中、魔法のようにそれは続いた。


友達同士も
カップルも

アルバイトのお姉さんも
赤ちゃんも

家族も。ちいさな獣ひとつの周りには笑いが起き、無防備な幸福の縮図になる。

猫を囲むと、人を囲む。

けして派手なものではないけれど「猫→人間→人間」で発せられる幸せの連鎖のようなものが伝わったらうれしい。
自分よりはるかにちいさな毛むくじゃらを可愛がる人間って、魅力的なんだなあと再確認した。

じゃーねー。

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