最近こどもと童謡をよく歌うようになって、気がついたことがある。たいていの歌がまんなかのドからソまでしかでてこないのだ。こどもが歌いやすいように?
で、確かめようと音符を数えてみたら、その数えること自体がとても面白かった。なので、いろんな曲に出てくる音を数えてみました。数えるだけです。
(三土 たつお)
レッツカウント音符
音を数えるってなんだそりゃ。まあまあ、実際にやってみましょう。
対象は、まずは簡単そうなところで童謡の「ちょうちょう」を。
楽譜に書いて、数える(冒頭部分)
冒頭の「ちょうちょう ちょうちょう」のところは「ソミミーファレレ」です。(ハ長調とした場合。以降の曲も同じです)
数え方としては、ノートに横一列にまず「ドレミファソラシ」と書く。で、最初の音はソなので、ソのうえに四角を一個積む。そしてミの上、またミの上と積んでいくわけですわな。
途中経過
ですわな、と言われても困ると思うので、途中経過を図にしてみた。
図はエクセルだけど、これはノートか方眼紙に描くのが絶対に楽しい。で、「ちょうちょう〜」と歌いながら歌詞も書き込んでいく。
すると、いままでひとつながりだと思っていたメロディーと歌詞が、ばらばらの音と言葉になって降り積もり、特定の形をつくっていくわけですわな。
さらに続けるとこうなる
しかし、いま実際にノートを開いてこれを描いてくれる方も少ないでしょう。そこで、その経過が分かるものをつくってみました。名づけて「ドレミファ降り積もり機」。下にある「start」ボタンを押してみてください。(注意:音がでます)
音が鳴ると同時に歌詞が降ってくる。技術力の限界で「ファ」が「フ」に、「ちょうちょ」が「ちうち」になってるわけですが、そこは見なかったふりでお願いします。でもなんか楽しくないですか?
で、曲の最後までやった結果を改めてグラフにしてみるとこのとおり。
ちょうちょうのドレミファの分布