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フェティッシュの火曜日
 
グレープフルーツ缶チューハイを飲み比べる

神戸居留地 チューハイグレープルフルーツ


果汁7% アルコール度数4% 購入価格86円


果汁感☆☆☆ 炭酸の強さ☆☆ ドライ☆ スイート☆☆☆

「神戸居留地」 には激安ジュースのブランドの印象が強い。近所のスーパーでは「神戸居留地」のサイダーが1本39円で売っている。このチューハイも90円を余裕で切っている。サイダーはふつうにうまいが、アルコールはどうだろう…

などと考えながら飲んでみたら、これも甘みが強いがさっぱりしていて、しっかりうまかったのだった。よく缶を見ると果汁が7%も入っている。これは、チューハイ業界では結構多い方ではないのか。

 

なんかどれもうまいぞ

ここまで飲んで、「味はそれぞれ違うが、どれも結構うまい」という感想になってしまっている。たぶんこれは、「1日1本だけ」という縛りが効いているからではないか。チューハイをいつもの報われないポジションから引揚げたら、こんなに実力を出してきた。

じゃあまて。逆にビールを、いつも缶チューハイが甘んじているポジションに着かせたらどうなるのか。ちょっとテストしてみようじゃないか。

といっても、チューハイの後にビールを飲むだけですが。


チューハイの直後にモルツを。に「うーん」って表情

思った通りだ。チューハイの甘い風味が残ってしまっているために、やはり一口目がちょっと今イチだと思った。苦みを強く感じてしまうような感じがする。ビールのうまさはある程度その優越的なポジションにもあることが判明した。

この辺りのことを勘案して、ビールとチューハイ、1杯目と2杯目の関係を整理すると次のようになる。


チューハイの安定感が一目で分かるグラフですね。

微妙にビールVSチューハイのような構図になってしまったが、チューハイを語る時に少なからずこの要素はあるのではないか。
今回の実験をまとめるとこんな感じになる。

  • チューハイはじっくり味わって飲むとうまい
  • しかし、じっくり味わってもらう機会に恵まれていないのだ
  • 山とチューハイは別になんの関係もない

こうしてみると、なかなかチューハイも逆境に負けないがんばり屋さんということが見て取れる。物事がうまくいかないいと投げ出してしまう僕よりもずっと立派である。

僕もチューハイのような高みを目指したい。そんなこと言ったら、笑われてしまうだろうか。

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