こんなトイレが間違えやすい〜案内と実態がちぐはぐ〜
たくさんのトイレを回っていると、細かいところにも目がいくようになってくる。トイレの案内表示と実際の配置が逆になっているケースも珍しくないことを発見した。たしかに「トイレの案内表示」は「この近辺にトイレが存在する」ことを示唆するだけの役割だ。逆になっていても、多くの人には問題がなかろう。
しかし、事故(僕の間違い)が起こるとしたら、こういうところに原因の一端があるのでは、と疑いたい。これは僕の言いがかりだろうか、そんなことはないはずだ。
こんなトイレが間違えやすい〜間違えている人を目撃〜
読者の皆様の中には「間違えたりするのは筆者だけではないか」という意見を持っている人もいるかもしれない。実は、長い調査の最中には、僕自身もそんな気持になってきた。しかし!そんなことを考えていたらトイレ間違えの現場に遭遇したのである!
間違えたのは60代くらいの女性二人連れだった。
僕が見たところ、間違えた原因は矢印で示した扉にあると思う。この二人、扉の方向からやってきて、扉を開けるや否や、男子トイレに入ってしまった。「重たい扉を開けた達成感」に酔いしれて、トイレの確認がすっぽり抜け落ちてしまった形である。
思わず、おばあちゃん、そういうことってあるよねー、と声をかけたくなった。
実は、あまり人に言わないだけで、多くの人がトイレ間違いをやらかしているのではあるまいか。だとしたら僕だけではないので、僕はあまり悪くないと思う。
トイレを100件回るということ
と、ここまで、ごちゃごちゃと個々のトイレに対して感情的になっている様子を書いてきたが、調査の実際は実に淡々と進んだ。
ただ、トイレというのは結構どこにでもあるものなんだな、なんてちょっと思った。日本はすばらしい国だ。
その時、ふと空を見たら見事な晴天だった。美しい。
そして、その結果はこちらです。
詳細は > こちら < (別ウィンドウで開きます)。
結果としては、男子トイレの場所は左側が62%ということになる。しかし右側に対して何とも心もとないアドバンテージだ。もっとたくさん調べたら50対50に近づくのではないか。そんな感触があった。
これを自分の中でどう処理していいのか、わからない。わからないまま、僕は生きているし、外出先で便意も湧いてくる。どうすればいいのだろうか。調査をおえて、更なる不安を背負ってしまった。
ぼんやりした結論になってしまったが、一つ自信を持って言えることがある。この調査の最中に、入るべきトイレを間違えたことは一度もなかったのだ。これは、調査の際にどっちが男子トイレかをよく見ていたからだと思う。